布作家の中川糸子さんが、役目を終えた色とりどりのはぎれに簡単なひと手間を加え、新たな作品へとよみがえらせます。今回は、小さなはぎれを集めてつくる「コースター」を紹介します。
(『天然生活』2015年11月号掲載)
(『天然生活』2015年11月号掲載)
「はぎれロール」のつくり方・中川糸子さん「はぎれを使ってできること」より続き —
コースター
つなぎ合わせるのには面倒な小サイズの生地は、ひものように切ってコースターに。
イソギンチャクのような愛らしい姿のコースター。同系色でグラデーションをつけると、表情豊かな色合いになります。柔らかな素材のほうがつくりやすく、使いやすいので、生地は薄手の綿がおすすめ。こんもりしても土台があるのでカップを置いても安定します。
つくり方
※イラスト内の数字の単位はすべてcm(センチメートル)です。
- 市販の滑り止めシート(格子状のもの)を7cm角に切る
- はぎれをピンキングばさみで約1×10cmに切る(布幅は滑り止めの格子の大きさに合わせて調整する)
- イラストを参考にして、かぎ針を使い、滑り止めシートの格子に布を付ける
- 同様に、すべての格子に布を付ける
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「はぎれロール」のつくり方・中川糸子さん「はぎれを使ってできること」へ ⇒
「サシェ」のつくり方・中川糸子さん「はぎれを使ってできること」へ ⇒
「ストール」のリメイク・中川糸子さん「はぎれを使ってできること」へ ⇒
<デザイン・制作/中川糸子 撮影/馬場わかな 取材・文/梅崎なつこ モデル/高橋尚子 イラスト/佐々木真由美>
中川糸子(なかがわ・いとこ)
現サザビーリーグにてディスプレイデザインや企画に携わったのち、独立。2003年ごろからアイデア豊かな布作品を書籍や雑誌に発表。著書は『ななめに掛けるバッグの本』(河出書房新社)など。
http://www.itoko-design.net/
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです