「自然に人が集う家が理想」という鰤岡(ぶりおか)和子さん。親子でBESSのログハウス「G-LOG なつ」を体験しました。
※写真について:高い天井と大きな掃き出し窓で、開放感たっぷりのロフト。2階のリビングスペースは、ブランチやティータイムなど、家族のくつろぎのひと時にぴったり
『天然生活』2020年6月号掲載
「手間」を「楽しい」に変える心躍る木の家
「ここ、わが家の雰囲気によく似ている感じがします。木をふんだんに使ったつくりや木の自然な香りが気持ちいいですね」
そう話すのは、人気の焼き菓子ブランド「ウォルド・ペストリー」を営む鰤岡和子さん。娘のせとちゃんとともに訪れたBESSの「G-LOG なつ」は、開放感と、ほどよいつながりを実現した使い勝手のいいデザインが特徴です。
「玄関を入ってすぐに部屋でも、違和感がありません。窓から入る光や、キッチンや薪ストーブの位置、目線や動線がよく考えられていて、オープンな空間でも落ち着いて過ごせます」
東京都町田市で、山つきの一戸建てをリノベーションし、自然と身近に暮らす鰤岡さんですが、以前は“都会派”だったのだとか。
しかし5年ほど前に現在の住まいに引っ越してからは、暮らしのスタイルは一変。家庭菜園に精を出し、庭に実るブラックベリーでジャムを煮て、休日を過ごします。
「庭の手入れも薪ストーブも大変ですが、手がかかるからこそ『生活してる!』という実感があるんです。BESSのログハウスなら、暮らしはもちろん、家に手間をかけるのを楽しめるのがいいですね」
そして、2階のベランダでは、娘のせとちゃんと折り紙を。
「家の中のようにリラックスできて、外の気持ちよさもある理想の場所ですよね。家族で簡単な朝ごはんを食べるだけでも、特別な時間になりそう」とにっこり。
家のどこにいても会話や気配を感じられ、室内からベランダやテラスへとゆるやかにつながる「G-LOG なつ」なら、家族はもちろん、訪れる友人たちも楽しい時間を過ごせるはず……。
鰤岡さんが思い描く「自然に人が集う家」の理想をかなえてくれそうです。
室内のようにくつろげる空中軒下
2階のロフトからゆるやかにつながるベランダ空間「NIDO(ニド)」。段差のない木の床と三角屋根が、室内のような落ち着きを与えています。
せとちゃんは、さっそく大好きな折り紙を。「外に出るだけで、いつもの遊びも気分が変わって感じられますよね」と鰤岡さん。
お手伝いがしやすいレイアウト
カウンターと吊り棚でほどよく仕切られたキッチン。
「コの字形の配置がすごく使いやすい! 動線がよく考えられていて、スムーズに調理できそうです。友人が来たときなど、背中を向けずにおしゃべりしながら作業できるところもいいですね」
火のそばで過ごす贅沢な時間
「わが家も暖房は薪ストーブだけです」。家族が自然と集まって、ストーブを囲んでお絵描きをしたり、ゆっくりお酒を飲んだり……。鰤岡さんはそんな光景を見るのも好き。
「炎を見ているうちに、『いま、火がキツネの形になったね!』なんて、おしゃべりも弾みます」
春の香り漂ういちごのタルト
この日、鰤岡さんがせとちゃんとキッチンでつくってくれたのは、いちごをたっぷり使ったタルト。
フレッシュないちごの甘さと酸味、香りを引き立てるフランボワーズジャムと甘さ控えめなクレーム・ダマンドが絶妙な味わい。これに、ほどよい歯ごたえのしっかりしたタルトで食べごたえも十分でした
BESSのG-LOG なつ
西洋で生まれたログハウスに、木の文化に親しんできた日本人の感性を注いで生まれた「G-LOG なつ」。聡明で好奇心旺盛な女性、樋口一葉の実名「奈津」に由来して名づけられました。
三角屋根のベランダや天井の高いロフトなど、開放感あるデザインが空間を広々と感じさせます。
BESSスクエア
都心にあるBESSのLOGWAY(展示場)。「G-LOG なつ」をはじめ、個性豊かな4タイプの家と1タイプの小屋で、遊び心あふれる暮らしを体験できるほか、実際にBESSで暮らすユーザーのLOGWAYコーチャーにBESSの暮らしを質問することもできる。
●東京都目黒区青葉台1-4-5
●営業時間:10:00~18:00
●休み:水・木・金曜(祝日は営業)
<撮影/山田耕司 取材・文/村山京子>
提供/BESS
鰤岡和子(ぶりおか・かずこ)
焼き菓子ブランド「ウォルド・ペストリー」を主宰。夫は家具製作を手がける「モーブレーワークス」代表の鰤岡力也さん。夫と娘のせとちゃんとの3人暮らし。