• 天然生活2020年6月号の「使いやすく美しい みんなの裁縫箱」で、素敵な裁縫箱をご紹介くださった布作家・清水きみえさん。裁縫箱の中にかわいらしく入っていた巾着を手にし、「これ、こまごましたものの収納に便利なんです」と教えてくれました。聞けばなるほど、便利で、つくり方もとても簡単! そこで、「巾着」のつくり方をご紹介します。
    画像1: こまごましたものの収納に便利。開くと全貌がわかる「巾着」のつくり方|布作家・清水きみえさん

    かわいいながらも実用性を兼ね備えた、シェーカーボックス型の裁縫箱をご紹介くださった清水きみえさん。

    裁縫箱の中にかわいらしく入っていた巾着を手にし、「これ、こまごましたものの収納に便利なんです」と教えてくれました。

    巾着を開けると、アンティーク調のもの、シャツ用の定番のものなど、ボタンが種類別に。散らかりの原因になりがちなこまごましたものは、巾着にまとめると便利です。

    しかし、この巾着をおすすめする最大の理由は、ほかにありました。

    「袋状の巾着だと、収納したものすべてを見渡せません。このデザインは、開けた途端に全貌がわかるのが秀逸なんです」

    画像2: こまごましたものの収納に便利。開くと全貌がわかる「巾着」のつくり方|布作家・清水きみえさん

    つくり方も、とても簡単。2枚布を重ねて縫い合わせたら、ひもやリボンを通すだけ。手縫いでもつくれます。

    すきま時間にさっとでき上がる手軽さだから、何個もつくって、ぜひ収納にお役立てください。

    「素材は、コットンオーガンジーでつくりましたが、薄手のリネンやコットンでもかわいいと思います。シンプルだから、中に入れたい物や量で大きさをアレンジしてもいいですね」

    How to make
    開くと全貌がわかる「巾着」のつくり方

    画像: How to make 開くと全貌がわかる「巾着」のつくり方

    材料

    本体用布(コットンオーガンジー)18.5×18.5cmを2枚
    0.6cm幅のサテンリボン(または、好みの麻ひもなど)70cmを2本
    ポリエステルミシン糸90番

    つくり方

    ※つくり方のなかの数字の単位はすべてcm(センチメートル)です。

     本体用布の1枚に、イラストを参考にして、水色の線のように印をつける。

    画像1: つくり方

     本体用布2枚を外表にして重ねる。ひも通し口として4cmを二個所縫い残しながら、の印に沿って縫う。

    画像2: つくり方

     ひも通し口の脇を0.5cmずつカットする。

    画像3: つくり方

     ひも通し口から矢印のように、リボン(またはひも)を2本通して、結ぶ。リボンの場合は、端を斜めにカットする。

    画像4: つくり方

    <デザイン・制作/清水きみえ(style of ile) 撮影/中垣美沙 イラスト/たまスタヂオ>

    清水きみえ(しみず・きみえ)
    自身のブランド「style of ile」で、日々に使って生活を豊かに彩るエプロンドレスや洋服、雑貨のデザインや製作を手がける。5/23~6/4に、栃木県益子市のギャラリー「もえぎ本店」で開催される「日々の暮らし展」に出展予定。


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