• 庭では、植物だけでなく人も育つ―。ハーブ研究家のベニシアさんがつくる8つのガーデンには、人と自然を結ぶ幸せな “つながり” がありました。今回は、ベニシアさんが日常使いしている、ハーブを用いたハンドメイドを紹介してもらいました。
    (『天然生活』2014年8月号掲載)

    ハーブを使った、ベニシアさんの手づくりのもの

    ベニシアさんが日常使いしている、ハーブを用いたハンドメイドを紹介してもらいました。

    「夏になると、たっぷりのミントを使ってシロップをつくります。ソーダや水で割ってレモンを添えれば、さわやかなジュースに。うちでは、アイスクリームやヨーグルトにかけて、おやつとしても楽しんでいるんですよ」

    いい素材を見つけると、アイデアを膨らませて新たな品を考案するのが得意なベニシアさん。京都・天橋立へ講演会に行ったときにシルクパウダー(絹の屑糸を粉末状にしたもの)を紹介してもらい、さっそくハンドクリームに。

    「天然のアミノ酸が含まれたシルクパウダーに土の栄養分にもなるコンフリーの葉の煮汁を加えて、リッチなクリームにしました。水仕事のあとにつけると、しっとりなめらかになります」

    庭からもらう豊かな恵みに、いつも感謝しているというベニシアさん。

    「私が庭をつくる理由のひとつは、虫のため。花はチョウチョやミツバチによって受粉し、育ちます。最近は虫が減っていると聞くので、ミツバチが好きな白や薄いピンクの花を植えているの」

    自然を守り守られ、共に生きていく―。

    植物の鼓動を感じながら、ベニシアさんは今日も満ち足りた庭時間を過ごしています。

    ミントシロップのつくり方

    ソーダ水やアイスにかけて、さわやかな香りを楽しみましょう。

    画像: ミントシロップのつくり方

    材料(つくりやすい量)

    ● ペパーミント(またはスペアミント)の葉2カップ
    ● 水4カップ
    ● 砂糖600g

    つくり方

     鍋にペパーミントの葉と水を入れ、約30分、弱火で煮る。

     別の鍋の上にふきんなどを敷いてこす。

     に砂糖を入れて約10分、弱火で煮る。

     粗熱が取れたら、びんに入れ、冷蔵庫で保存する。

    ※冷蔵庫で約6カ月~1年保存可能。

    ハンドクリームのつくり方

    自然由来の栄養たっぷりの無添加クリームで手に潤いを。

    画像: ハンドクリームのつくり方

    材料(つくりやすい量)

    ● コンフリーの葉(小)1枚
    ● 水2と1/2カップ
    ● シルクパウダー小さじ1/2
    ● 保湿クリーム(できるだけ無香料、無添加のもの)大さじ3
    ● 小麦胚芽オイル(ウィートジャーム オイル)小さじ1
    ● キンセンカオイル小さじ1
    ● ベルガモットの精油4滴
    ● レモングラスの精油4滴

    つくり方

     鍋に水とコンフリーの葉を入れ、沸騰したら約10分、弱火で煮る。

     別の鍋の上にふきんを敷いてこす。

     にシルクパウダーを入れ、溶けるまで火にかける。

     冷ましたを保湿クリームに入れ、混ぜ合わせる。

     そこに小麦胚芽オイルとキンセンカオイル、ベルガモット、レモングラスの精油を入れて混ぜる。

     を容器に移して、でき上がり。

    ※直射日光の当たらない場所で約1カ月保存可能。





    〈撮影/梶山 正 取材・文/梅崎奈津子 イラスト/にしごりるみ〉

    ベニシア・スタンリー・スミス
    ハーブ研究家。イギリスの貴族の家に生まれる。19歳のときに貴族社会に疑問をもち、インドなどへの旅を経て’71年に来日。’96年に大原にある築100年の古民家に移住する。自然と共生した生き方が注目を集め、著書も多数。

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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