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ちょっとしたコツで、ぐっとおしゃれに。
スタイリスト・植村美智子が、約25年の仕事を通して培ったコーディネートの経験とファッションの知識を生かし、季節ごとに陥りがちな、おしゃれの悩みを解決します。
提案する「コツ」は、おしゃれ初心者でもすぐに取り入れられるような、簡単で手軽なものばかり。
ぜひ、日々のおしゃれにお役立てください。
ほんの少しの気遣いで、おしゃれ度がぐんとアップ
今回は、カーディガンを活躍させていく上で頭に入れておきたい留意点を、いくつかお話ししていきます。
ニットのトップスにニットカーディガンはNG
ついやってしまいがち、という人も多いと思いますが、ニットにニットカーディガンを合わせるのはNG。強引さが出ておしゃれ感はマイナスです。
=NG=
おしゃれをする上で異素材合わせはお約束。トップスがニットのときは、布帛の羽織物を
↓
=OK=
アウターっぽさが出すぎるのを防ぎたいなら、薄手のシャツジャケットなど、ミドル丈のものを。
半袖のトップスに透け感のあるカーディガンを羽織るときは
半袖など、肘より上の袖丈のトップスに透け感のあるカーディガンを羽織ると、袖と肌の境目がわかってしまい、なんとも微妙な見た目に。
=NG=
そんなときは、クシュッと袖をたくし上げ、ふんわりできたシワの部分でごまかしてしまえば大丈夫。違和感はなくなります。
↓
=OK=
首元が詰まっているトップスのときはゆったり羽織る
=NG=
カーディガンを羽織ると、上の写真のように前を寄せ、きっちり着ようとしてしまう人が多いですが、いまの流れのなかでは、少しだけ抜き気味に、ゆったり着るのがお約束です。
↓
=OK=
首が詰まったトップスのときは、とくにそう。
肩に引っ掛ける感覚でゆるっと羽織り、ネックラインの全貌が見えるように着こなせば、雰囲気を壊すことはありません。
前立ての部分が真っ直ぐラインになることを意識してみてください。
問い合わせ先
ビームス ライツ 渋谷|03-5464-3580
https://www.beams.co.jp/beamslights/
プレインピープル青山|03-6419-0978
https://www.plainpeople.jp/
ロワズィール|03-6861-7658
https://store.bigi.co.jp/shop/loisir
◆ 来月は、デニムについてのお悩みを解決します。お楽しみに!
<スタイリング/植村美智子 撮影/山田耕司>
植村 美智子(うえむら・みちこ)
大阪府吹田市出身。文化服装学院アパレルデザイン学科卒業。アシスタント経験後、1996年にスタイリストとして独立。雑誌、広告、タレントのスタイリングなどで幅広く活躍。2010年、ファッションコーディネートサービス「Liltin'(リルティン)」を立ち上げ、個人向けのコーディネートを開始する。ひとりひとりとじっくり向き合うことを大切にし、ファッションを楽しんでもらえることを目指したパーソナルスタイリングが人気を呼ぶ。著書に『洋服の選び方』(マイナビ出版)、電子書籍『「今の自分」に似合う服』(扶桑社)などがある。
https://uemuramichiko.com/
Liltin' ファッションコーディネートサービス
https://liltin.com/
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