• vol.13 米粉のココア&いちごロールケーキ
    お菓子はほとんど手づくりするという、はなさん。何度もつくっている、とっておきのレシピを教えてもらいます。毎月30日更新。

    hana’s memo

    もうすぐバレンタインデー!

    今回はココアと旬のいちごを使った、米粉のロールケーキ をご紹介します。

    フレッシュないちごクリームは、ロールケーキ以外でも大活躍。

    スポンジケーキやカップケーキ、シュー生地と一緒に食べても、おいしいですよ。

    クリームがほんのりピンク色に染まり、お菓子に春の香りと色を添えてくれます。

    形にこだわることも大事ですが、私はロールケーキを切ったときに、仕上がりがきれいな「の」の字になったら「ラッキー!」と思うくらいで、金太郎飴みたいに、色々な表情の切り口が誕生するのが楽しみだったりもします。

    米粉を使用した、ふわふわなココア生地と、春の訪れを告げる、爽やかないちごクリーム。

    今年のバレンタインにぜひつくってみてくださいね!

    米粉のココア&いちごロールケーキのつくり方

    画像: 米粉のココア&いちごロールケーキのつくり方

    材料(30×30cmの天板ひとつ分)

    *生地の厚みが変わりますが、天板のサイズが28cm×28cmまでなら同じ分量でつくれます。

    ● 米粉50g
    ● ココア10g
    ● 卵3個
    ● きび砂糖60g
    ● 牛乳大さじ1
    ● サラダ油大さじ1
    ● 生クリーム200g
    ● いちご5~7個(ヘタを取って正味80g)
    ● 砂糖大さじ2と1/2

    下準備

    *卵と牛乳は室温に戻す。

    *ココアと米粉を合わせ、2度、ふるいにかける。

    *オーブンは190℃に予熱する。

    *天板の縁の立ち上がり部分までオーブンシートを敷く。(繰り返し使えるシリコン製のオーブンシートの方が生地がくっつきにくい)

    *いちごをつぶす。(ミキサーでも、フォークでも)

    画像: フォークでいちごを潰す

    フォークでいちごを潰す

    画像: 粒を少し残す

    粒を少し残す

    つくり方

     湯せん用に、50℃くらいのお湯を大きめのボウルに入れる。それより小さい別のボウルに卵全量と砂糖1/3を入れ、準備した湯せん用のボウルにのせて、電動ミキサー(なければ泡立て器)で泡立てる。砂糖は3回に分けて加え、その都度よく泡立てる。

    画像: 【つくり方1~7まで】はなのお菓子|米粉のココア&いちごロールケーキ ~ロールケーキの生地をつくる|天然生活web youtu.be

    【つくり方1~7まで】はなのお菓子|米粉のココア&いちごロールケーキ ~ロールケーキの生地をつくる|天然生活web

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     生地が人肌まで温まったら湯せんから外す。泡立て器で生地を持ち上げ、落ちた生地できっちりとした線を描けるようになるまで泡立てる。

    画像: 生地の跡がしっかり残るまで泡立てる

    生地の跡がしっかり残るまで泡立てる

    [はなよりひと言]
    湯せんすることで砂糖が溶け、卵の泡立ちも良くなります。これくらいでいいかな?と思ってから、私はさらに30秒ほど泡立てます。

     牛乳とサラダ油を加え、軽く混ぜる。

    [はなよりひと言]
    ここで電動ミキサーから手持ちの泡立て器に持ち替え、泡を消さないように3回ほど手早く混ぜます。

     米粉とココアをふるいにかけながら生地に加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。

    画像: 粉類を加え、混ぜた状態

    粉類を加え、混ぜた状態

    [はなよりひと言]
    生地を底からすくい上げ、ボウルの縁に泡立て器を「とんとん」とあてながら粉を落としていくイメージです。脂肪分の多いココアが入っているので、混ぜ過ぎに注意! 生地がふくらまなくなります。

     生地をオーブンシートを敷いた天板に流し込む。表面を広げ、霧吹きで水(分量外)を吹きかける。

    [はなよりひと言]
    ヘラやスケッパーで中から外に向かって、生地を広げます。生地を押し付けると泡が消えてしまうので、注意しましょう! 水を吹きかけ、表面を平らにします。

     190℃のオーブンで9~10分、焼く。

    [はなよりひと言]
    表面が乾き、触ると生地に弾力が出てきます。これが焼き上がりの合図です。

     オーブンから取り出し、オーブンシートごと網に乗せ、表面にラップをする。

    画像: 生地が空気に触れないようにラップする

    生地が空気に触れないようにラップする

    [はなよりひと言]
    ラップをすることで、生地が乾かないようにします。生地が乾いていると、丸めたときに亀裂が生じるので、空気に触れないようにします。あとで丸めやすいように、ラップをしてから軽く丸めてみるといいです。

     生地を冷ましている間に、いちごクリームをつくる。生クリームを大きめのボウルに入れ、つぶしたいちごと砂糖を加え、泡立てる。

    [はなよりひと言]
    生クリームは八分立てまで泡立てます。

    画像: いちごクリームの完成

    いちごクリームの完成

    画像: 【つくり方8~12まで】はなのお菓子|米粉のココア&いちごロールケーキ ~いちごクリームをつくる|天然生活web youtu.be

    【つくり方8~12まで】はなのお菓子|米粉のココア&いちごロールケーキ ~いちごクリームをつくる|天然生活web

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     生地が冷めたらラップを取り除き、片端を斜めに切り落とす。生地はクッキングシートにのせたまま、巻きやすいように一度、シートから外しておく。

    [はなよりひと言]
    生地がクッキングシートにくっ付くこともあるので、シートからきれいに外せるように確認しておきます。

    10 いちごクリームをのせる。

    [はなよりひと言]
    巻き始めの方に生クリームを多めに。巻き終わりの方は少なめに。巻き終わりは生クリームが飛び出すので、注意します。

    11 最初の部分をクルンとクリームの中でひと巻きしたら、あとは巻き込むように、生地を丸めていく。

    [はなよりひと言]
    クッキングシートを持ち上げながら巻き込んでいきます。 巻き終わったら、下にくるシートを引っ張り、ケーキをキュッと丸く、締めます。

    画像: 巻き終わった状態

    巻き終わった状態

    12 巻き終わり部分を下にし、クッキングシートで全体をキュッと包み、外れないようにラップでさらに包む。冷蔵庫で1時間以上、寝かせる。

    画像: クッキングシートで包む

    クッキングシートで包む

    [はなよりひと言]
    私はクッキングシートを変えますが、同じシートのままでもOK。丸い形になるように意識します。生クリームが落ち着くまで冷蔵庫でしっかり冷やしてくださいね。



    画像: つくり方

    はな
    モデル・タレント。神奈川県横浜市出身。17才からモデル活動を始める。現在は、ファッション誌で活躍するかたわら、FMヨコハマ「Lovely Day♡~hana金~」のナビゲーターや、日本テレビ「夢の通り道」のナレーションも務めるなど、幅広く活躍している。趣味はお菓子づくりや茶道、仏像鑑賞。著書に『はな、茶の湯に出会う』(淡交社)、『hana’s style book』(宝島社)、『ちいさいぶつぞう おおきいぶつぞう』(幻冬舎)、『おくるおかし』(集英社)など。朝日新聞デジタル&TRAVEL「はなのたびたび旅日記」連載中。
    Instagram https://www.instagram.com/hanalovestaco/

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    天然生活webの連載「はなのお菓子」で人気のレシピを集めて、1冊にまとめました。「いちごショートケーキ」「タルトタタン」「台湾カステラ」「バスクチーズケーキ」など、はなさんが試作を重ねてできた32のレシピ。ぜひお家でつくってみてください。お菓子づくりに目覚めたきっかけなどについてのインタビューも掲載しています。



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