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ちょっとしたコツで、ぐっとおしゃれに。
スタイリスト・植村美智子が、約25年の仕事を通して培ったコーディネートの経験とファッションの知識を生かし、季節ごとに陥りがちな、おしゃれの悩みを解決します。
※ 上の写真の服:ジャケット 42,000円/ギャレゴ デスポート(ビショップ)。中に着たスウェット 9,800円/ダントントウキョウ。スニーカー 20,000円/ノヴェスタ(デミルクスビームス 新宿店)
手に入れたい、「肉厚な」春のアウター
2月も後半となったいま、用意しておきたいのが、肉厚な春のアウター。真冬のコートから防寒を引き継ぐアウターです。
春アウターは、3~4月にかけて活躍する、しっかり暖かさのある肉厚なタイプと、4~5月にかけて活躍する、サラリと着ることができる薄手のタイプ、この2つのタイプを持っているのが理想的。
そのうち、先に活躍する肉厚なタイプは、しっかり数のそろっている時期があまり長くなく、そしてアイテム数もあまり多くないように思います。
3月も半ばになると、薄手のアウターがメインとなっていくので、いまから狙いを定める必要があります。春服への移行をスムーズに行うためには、まず用意しおきたいアイテムです。
冬のアウターと同じくらいの着丈の物を選ぶと、お気に入りのボトムスたちともバランスが取りやすく、バトンタッチがスムーズです。
冬コートとは違う着丈のもので新鮮さを取り入れるのも、もちろんOK。その場合、アウターの素敵さだけで選ばず、自分のスタイルに合わせられるかどうかを考えることもお忘れなく。
まだ寒さの残る時期に活躍するこの肉厚なアウターは、中に着込むことも想定しアームホールにゆとりがあるものを選ぶのが、懸命かなと思います。
次回は、春の重ね着について考えます。
問い合わせ先
◆ ダントントウキョウ|03-6427-9755
https://www.dantonfrance.com/
◆デミルクス ビームス 新宿店|03-5339-9070
https://www.beams.co.jp/demiluxebeams/
◆ビショップ|03-5775-3266
https://store.bshop-inc.com/
◆プレインピープル青山|03-6419-0978
https://www.plainpeople.jp/
<スタイリング/植村美智子 撮影/山田耕司>
植村 美智子(うえむら・みちこ)
大阪府吹田市出身。文化服装学院アパレルデザイン学科卒業。アシスタント経験後、1996年にスタイリストとして独立。雑誌、広告、タレントのスタイリングなどで幅広く活躍。2010年、ファッションコーディネートサービス「Liltin'(リルティン)」を立ち上げ、個人向けのコーディネートを開始する。ひとりひとりとじっくり向き合うことを大切にし、ファッションを楽しんでもらえることを目指したパーソナルスタイリングが人気を呼ぶ。著書に『洋服の選び方』(マイナビ出版)、電子書籍『「今の自分」に似合う服』(扶桑社)などがある。
https://uemuramichiko.com/
Liltin' ファッションコーディネートサービス
https://liltin.com/
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