「柴田慶信商店」の白木弁当箱
樹齢約150年以上の天然杉を用いた、伝統的な曲げわっぱを手作りする「柴田慶信商店」。
弁当箱を作るうえで、もっとも大切にしているのが白木をそのまま使うこと。時代の変化に合わせ、使い勝手のいいウレタン塗装の弁当箱を製作していた時期もありましたが、職人の柴田氏が実際に使った時に白木のよさを再認識したと言います。
ごはんの水分を適度に吸収するので冷めてもおいしく、杉の抗菌効果でおかずがいたみにくい。素材が秘めた機能性を十二分に引き出しています。
白木 つくし弁当箱 入れ子
「子どもの成長に合わせて、長く使える弁当箱をつくりたい」との思いから生まれた弁当箱です。食事量が調整できるよう一段でも使える規格に。食後は上段を逆さにし、下段へ収納することができます。
白木 長手弁当箱 中
白木製品でごはん本来のうま味をキープ。お客さんの要望から、大と小の2展開だったものに中サイズが加わりました。長細いので、焼き魚やエビフライといったおかずがそのまま詰められ、お箸もすっぽり。仕切り板2枚付き。
柴田慶信商店
住所:秋田県大館市御成町2丁目15-28
電話番号:0186-42-6123
http://magewappa.com/
「大館工芸社」の曲げわっぱ
「大館工芸社」では、曲げわっぱをはじめ、食器やお盆、湯のみ、徳利といったアイテムまで手がけています。お弁当箱の種類も昔ながらの小判型だけでなく、はんごう型、梅花型、花の形になるものなど、オリジナリティあふれるデザインが多いのも特徴。
伝統工芸士5人を含む26人の職人たちが、脈々と受け継がれる想いを大切に、今のライフスタイルにマッチしたプロダクトを手間暇かけて生み出し続けています。
軌(みち)
日本三大美林のひとつである、樹齢100年以上の天然秋田杉を使った伝統工芸品。容器とふたのフチを斜めにすることで、密閉性を高めています。バッグに収まりやすい、スリム型なのもポイント。
姫子
軽量ながら十分な強度。全面ウレタン塗装をしてあるので、揚げものや炒飯を詰めても食器用洗剤でしっかりと洗うことができます。二段弁当としてはもちろん、単体で使うことも。
大館工芸社
住所:秋田県大館市釈迦内字家後29-15
電話番号:0186-48-7700
https://magewappa.shop-pro.jp/
「栗久」の入子弁当
使い手の声を紡ぎ、柔軟に取り入れた「栗久」の曲げわっぱ。秋田杉が持つ特性を最大限に生かすため、ごはんを入れる器は白木のままに。洗いやすさを優先し、おかずを入れるものにはウレタン塗装を。
さらには、細見のバッグにすっぽり収まるスリムな形や、女性の要望に応えた程よい容量の大きさなど、サイズ感にも工夫を凝らしています。修理の依頼ができるので、経年変化を楽しみながら長く使えるのも魅力的です。
レディース入子弁当
入子式で容量が多く入る下段、少ない上段のどちらにごはんを詰めるか注文時に選べて、ごはんの方を無塗装で仕上げてくれます。女性の食事量を意識した、サイズ感になっているのがうれしい。
入子丸弁当
上段におかず、下段にごはんを。入子仕様で持ち帰り時はコンパクトにできます。黒ずみの発生を抑えるため、食後は熱湯3~5mmに5分間入れて置き、擦り洗いした後は拭いて上向きで蒸発乾燥を。
栗久
住所:秋田県大館市中町38
電話番号:0186-42-0514
http://www.kurikyu.jp/