• お笑いコンビ、たんぽぽの白鳥久美子さんは、おばあちゃんっ子だったこともあり、「ばあちゃん仕事」に憧れ、愛してやみません。今日も、手を動かして、暮らしを作る。白鳥さん流の「楽しい小さな暮らし」をご紹介します。巣ごもり生活中の白鳥さん、身体のための散歩の習慣 は、いまも続けています。

    古地図を広げて東京散歩

    こちら、まだおこもり生活継続中です。このコラムが載る頃には、東京の緊急事態宣言は解除されているかしら?

    おこもりとはいえ、散歩には行っています

    余談ですが、私は昨年4月にコロナに感染しました。自宅療養が明けて、さらに念のため1ヶ月ほど休み、トータル2ヶ月近くベッドにいた為、久しぶりに外に出た時、足の裏が痛くて痛くてたまらなくなりました。

    歩かない日々が長すぎて、足の裏が赤ちゃんみたいにプニョプニョになっていたのです。足の裏は硬くてなんぼなんだなぁ、角質だらけの私の足にも意味があったんだなぁ。と、しみじみしました。

    そんな経験もあり、足腰のために、今は人通りの少ない遊歩道を1時間ほどと決めて歩いています。

    画像1: 古地図を広げて東京散歩

    歩きながらラジオを聴いています。radikoというアプリでは過去1週間分の放送が聴けるので、芸人さんの深夜ラジオを中心に、その時やっている放送なんかをランダムに選んで聴いているのです。

    これがなかなか良いのです。

    私は音楽より人が話しているのを聴く方が心地よくて、小さい頃から親戚が集まってガヤガヤしている方が安心して眠れました。

    笑える話や、日常の出来事、リスナーさんのお便りなんか聴いていると、なんだか同じ寄り合いに参加しているような、放っておかれてはいるけど、誰かしら気にかけてくれているような、そんな距離感が心地よくて、人と関わっていない今の生活に、ほどよい潤いが

    最近は古地図を持ち歩いています。買っていたのをすっかり忘れて、先日掃除をしていた時に偶然見つけたので使っているだけです。

    画像2: 古地図を広げて東京散歩

    古地図を広げて今の通りと比べたりするとゾワゾワしてきます。タモリ倶楽部じゃないか。と思いますが、これはなかなか面白いことが分かってきました。

    今の景色に脳内で江戸を重ねたりしてみると、すごい街に住んでいるなぁと感動します。

    画像3: 古地図を広げて東京散歩

    東京ってそもそも湿地だったんだよなぁとか、ここで男女が出会ってイチャイチャしたのかぁとか、私も江戸生まれだったら、モテモテだったんじゃないか? などと妄想していると、あっという間に1時間。

    そういえば、コロナ禍で写真を撮ることが減ったなぁと思うのですが、私だけでしょうか?

    そもそも写真をあまり撮らない人間だったのが、ますます撮らない。そもそも昔はそんなに写真なんか撮らないで生きていましたよね。

    「まぶたのシャッターを押して脳内に焼き付けているよ。」なんて言い訳もせずに、SNS用の煩わしい写真撮影がなくなったのも、良かったことの1つかもしれない。と、思いつつも、コラムに載せる写真が全然なくて苦労しています。



    画像4: 古地図を広げて東京散歩

    白鳥久美子(しらとり・くみこ)
    1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。




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