• 台湾発の靴下ブランド「+10・テンモア」が、皆さんを空想旅行へとお連れする「テンモア旅行社」。彼女たちの創作のテーマによく登場するのが、台湾の美しい大自然。なかでも、海や、そこで暮らす生き物をモチーフにしたものも多く、「海にはこんな解釈の仕方があったのか!」と、私たちを魅了します。今回はナビゲーターの陳小爵(チェン・シャオジュエ)が、生まれ育った基隆(きいるん)からもほど近い、台湾の北海岸をご紹介します。

    こんにちは、ナビゲーターの陳小爵です。

    台湾は小さな島国で、だから私たちはよく、自分たちのことを「靴下王国」と呼んでいます。

    そんな私たちの周りをぐるっと囲んでいる海も、場所によって表情が大きく違います。

    私の地元である基隆(きいるん)から、宜蘭(ぎらん)へと続く海は、いわゆる「台湾の北海岸」で、とても美しいんですよ。

    今回は、おすすめの場所へ皆さんをお連れしますね。それでは出発です!

    行ってみたら感動した「野柳の奇岩」

    たくさんの奇岩が並ぶ景観エリア「野柳(イエリョウ)」は、多くの日本人観光客が訪れる人気の観光地です。

    画像1: 行ってみたら感動した「野柳の奇岩」

    有名なクイーンズヘッド、ドラゴンヘッド、キングコング岩や、天女の靴、ピーナッツ岩、地球岩、日本の芸妓岩、フライドチキン岩、豚の前足・後ろ足岩など、ユニークな奇岩がたくさんあります。

    実は、撮影スポットを探していたときも「台湾人ならだれでも小さいころに親に連れられて行ったことがあるし、いまさら行かなくてもいい」と思っていたんですけど、ロケハンで行ってみたらびっくり。小さいころ見たときには感じなかったけれど、めちゃくちゃ感動したんです!

    画像2: 行ってみたら感動した「野柳の奇岩」

    心の底から「日本の皆さん、ここは来る価値のある場所です!」とお伝えしたいです。

    穴場の「野柳海(イエリョウハイ)」

    野柳の奇岩から、くるっと後ろを振り返ると、そこには海が広がっています。

    画像1: 穴場の「野柳海(イエリョウハイ)」
    画像2: 穴場の「野柳海(イエリョウハイ)」

    海との境目には赤線が引いてありますが、警備員さんがいて、海に落ちないよう見守ってくれています。

    画像3: 穴場の「野柳海(イエリョウハイ)」

    この撮影を機に、それまであまり美しいと思っていなかった基隆周辺の海も、実はきれいなのだと思うようになりました。

    海を撮るたびに思うことですが、目で見た美しさをそのまま写真で再現できないのがとっても悔しいですね。いつかは日本の皆さんにも、台湾の北海岸の美しさを見ていただきたいです。

    同じ太平洋ですが、日本とはまた違った表情が感じられると思いますよ。

    「野柳地質公園」
    所在地:新北市萬里區野柳里港東路167-1號
    電話番号:02-2492-2016
    営業時間:8:00〜17:00
    入場料:一般80元
    オフィシャルサイト

    初めてのロケーション撮影で訪れた「瑞濱(ルイビン)」

    「+10・テンモア」の起源は2012年。もともとは高校と大学の同級生だった私と許芝瑞(シュウ・ズールェイ)で一緒に靴下のデザインを始めました。

    1年目でいちばんの思い出はロケーション撮影。モデルたちと男女4人ずつバンに乗り込んで、台湾人でも知らないような台湾の素敵な場所に出かけていく撮影の旅をしました。

    それで見つけたのがこの瑞濱の岩礁です。かろうじてGoogleマップに載っているくらい、あまり知られていませんが、海から顔を出した岩がとてもかっこよくて。

    画像1: 初めてのロケーション撮影で訪れた「瑞濱(ルイビン)」
    画像2: 初めてのロケーション撮影で訪れた「瑞濱(ルイビン)」

    このころは、靴下のデザインがシンプルですね。

    あのころはまだ靴下のデザイナーとしては幼稚園生くらいのレベルだったように思います。

    本当に何も知らないところから始めて、靴下工場の職人さんたちにたくさん教わりながら、自分たちで勉強しながら、次第に靴下を編む技術を、どのようにデザインに応用したら、自分たちが表現したいものがつくれるのかを学んでいきました。

    画像3: 初めてのロケーション撮影で訪れた「瑞濱(ルイビン)」

    この瑞濱の岩礁近くには、「水湳洞(シュェイナンドン)」という場所があり、そこは2色の異なる海の色が混じり合って見えることから、「陰陽海」と呼ばれています。

    このエリアは以前、黄金を採掘されていたため、山上から鉱物が海へと流れ出して、このような特殊な景観を生み出しているといわれています。ここから山の方へ向かうと、有名な九份(きゅうふん)です。

    「瑞濱岩礁」
    所在地:新北市瑞芳區建基路一段

    台湾の鼻の頭「鼻頭(ビートウ)」

    ハイキングしやすくて、絶景が広がるとっておきのおすすめスポットが、こちらの「鼻頭」。台湾の鼻の頭のような形をしていることから、こう呼ばれているのだとか。

    画像1: 台湾の鼻の頭「鼻頭(ビートウ)」
    画像2: 台湾の鼻の頭「鼻頭(ビートウ)」

    名前がかわいいだけでなく、ここは実は、台湾北部の大きな山脈「雪山山脈」の起点となっている場所。だからかもしれませんが、そこまで標高も高くないのに、本格的な山の気迫が感じられるんです。

    画像3: 台湾の鼻の頭「鼻頭(ビートウ)」

    プライベートで、(取材・文をお願いしている)ライターの近藤弥生子さんと彼女のお子さんや、周りの友達を連れて行ったこともあるくらい、大好きな場所。

    本当は秘密にしたい場所なんですけど、旅行で訪れた日本の皆さんにもぴったりだと思うのでご紹介しますね。

    画像4: 台湾の鼻の頭「鼻頭(ビートウ)」
    画像5: 台湾の鼻の頭「鼻頭(ビートウ)」

    高低差の少ない道を歩いていくと、山と海が目前に広がる絶景に出合えます。台北からそんなに遠くないのに、こんな大自然に親しめるなんて最高だと思いませんか?

    「台湾はタピオカミルクティーと小籠包だけじゃなくて、こんな素晴らしい場所もあるんだよ!」と、お伝えしたいです。

    画像6: 台湾の鼻の頭「鼻頭(ビートウ)」

    天気が変わりやすく、雨も多いので、携帯用のレインコートを持っていくとよいでしょう。

    「鼻頭角步道」
    所在地:新北市瑞芳區鼻頭路
    観光局の紹介サイト

    最後に、北海岸のおすすめグルメといえば、私たちがお気に入りの海鮮レストラン「魚多多海鮮料理」です。

    野柳の中でも萬里(ワンリー)というエリアにある人気店で、カニの出汁が効いたビーフン炒めが有名ですが、何を食べてもとってもおいしいですよ!

    「魚多多海鮮料理」
    所在地:新北市萬里區美崙路32號1樓
    電話番号:02-2492-1051



    画像7: 台湾の鼻の頭「鼻頭(ビートウ)」

    +10・テンモア

    2012年に台湾で設立された靴下ブランド。ひとつひとつの靴下や色に詩を用いるなど、若手デザイナーらの独特の感性と世界観を持ち、日本にもファンが多い。日本語で紹介された書籍に『+10 テンモア台湾うまれ、小さな靴下の大きな世界(トゥーヴァージンズ)』がある。
    日本語オフィシャルサイト
    https://www.10moresocks.com/?Culture=ja-jp

     

    取材・文/近藤弥生子(こんどう・やえこ)
    2011年2月より台湾在住の編集・ライター。日本語・繁体字中国語でのコンテンツ制作を行う「草月藤編集有限公司」を主宰。台湾で妊娠・出産後に離婚し、シングルマザーとして6年間過ごしたのち、台湾人と再婚。現在2児の母。ブログ『心跳台湾』で台湾での暮らしを綴っている。初の著書『オードリー・タンの思考 IQよりも大切なこと』(ブックマン社)amazonで見る が発売になったばかり。
    http://www.yaephone.com/



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