鉄道員モチーフのマスクで、さりげなく鉄道愛をアピール
味気ないシンプルなマスクに、好きな鉄道のワンポイントを入れたい。でも「いかにも」なのはちょっと抵抗が……。
そんな人におすすめなのが、鉄道員のモチーフ。新幹線や電車のワンポイントは、子どもっぽかったり、悪目立ちしてしまったりしがちだけど、これならさりげなく鉄道愛をアピールできるはず! 「わかる人にはわかる」という楽しみ方もできますよ。
HOW TO MAKE
「鉄道マスク」のつくり方
材料
糸:DMC25番刺繍糸/すべて2本取り
布:DMC抜きキャンバス/14カウント
市販の布マスク
つくり方
抜きキャンバスを使い、図案を見ながらマスクにクロスステッチをする。
図案
クロスステッチの刺し方
クロスステッチの針の進め方には種類がありますが、決まりはありません。ここでは、1目ずつ刺す方法と、1列をまとめて刺す方法のひとつをご紹介しますが、自分に合った方法で刺してください。
<1目ずつ刺す方法>
① 左下から針を出し、右上に入れて左上から出す。
② 右下に針を入れ、左隣りの布目の左下から出す。
③ イラスト内の2~5の手順で1針ずつ刺していく。
<1列まとめて刺す方法(左から横方向に往復する刺し方)>
① 左下から針を出し、右上に入れて右下から出す。これを繰り返し、イラスト内の1〜7の順で図案の目数に合わせて刺していく。
② 右端まで刺したら、右下から針を出し、左上に入れて左下から出す。これを繰り返し、刺しはじめの位置まで戻る。
抜きキャンバスの使い方
① 抜きキャンバスを図案より大きめにカットし、しつけ糸で仮どめする。
② 上からクロスステッチをする。
③ しつけ糸をはずし、クロスステッチをしたまわりの織り糸を手で抜いていく。刺繍した部分は抜きにくいので、毛抜きを使って抜く。
④ すべての織り糸を抜くとクロスステッチした部分だけが残る。
アレンジ次第で、こんな作品もつくれます!
〈撮影/八幡 宏、イラスト/ナガイマサミ、取材・文/鞍田恵子〉
スハネフ
エディター・鉄道手芸家。メンズストリートファッション誌の編集を経て独立。現在は、ハンドメイドやライフスタイル系の雑誌や書籍を中心に企画、編集を手がける。2017年より「スハネフ(SHNF)」の名で鉄道をテーマにした作品を制作。刺しゅう、ソーイング、プラバン&レジンなどの手法を用いたり、さまざまなジャンルのクリエイターとコラボしたりすることで、鉄道愛を表現。鉄道好き作家によって結成された「ピカユナ製作所」に所属し、展示会やワークショップなどを行う。
インスタグラム:@shnf1111
◇ ◇ ◇