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ちょっとしたコツで、ぐっとおしゃれに。
スタイリスト・植村美智子が、約25年の仕事を通して培ったコーディネートの経験とファッションの知識を生かし、季節ごとに陥りがちな、おしゃれの悩みを解決します。
シャツの袖はまくるよりたくし上げる
すっかり定着している、袖をまくってラフな雰囲気をつくるシャツの着こなし。
いまの気分として、ロールアップを重ねるより、たくし上げてかぶせる方法がおすすめです。
ロールアップがダメということではありませんが、ロールアップを重ねると、懐かしい雰囲気をつくってしまうこともあるので注意が必要です。
◆ロールアップを重ねた状態
![画像: ◆ロールアップを重ねた状態](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/05/13/aee635401ce0dfa87e563ae59998e013d2a9c938.jpg)
決してNGというわけではない、なじみのあるロールアップを重ねる手法。
きっちりではなく、ラフにまとめるのはお約束です。
◆ たくし上げてかぶせた状態
![画像: ◆ たくし上げてかぶせた状態](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/05/13/ba616eeda6ef09e518e634c6a5a26529fa94d23e.jpg)
おすすめしたい、たくし上げてかぶせる手法。いまの空気感がたっぷり含まれます。
“たくし上げてかぶせる” 手順
![画像: 1 袖が長いワンピースなので、まず一度折り返します。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/05/13/12d350c103d697e92ff9f9cbcf06caa4f085b909.jpg)
1 袖が長いワンピースなので、まず一度折り返します。
![画像: 2 その後、きゅっとたくし上げ、](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/05/13/db3a4f73611daa386117fa5d2ac259a8d2033714.jpg)
2 その後、きゅっとたくし上げ、
![画像: 3 折り返したカフス部分に、たくし上げた袖をかぶせます。パフスリーブをつくるようなイメージです。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/05/13/714d06d672e7fe83d5e803da5871c68266e94c6b.jpg)
3 折り返したカフス部分に、たくし上げた袖をかぶせます。パフスリーブをつくるようなイメージです。
![画像: 完成です!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/05/13/44bb2c6d1803e07f0e575fedf66b4784a615709e.jpg)
完成です!
袖口がゆるいつくりのものなど、たくし上げてかぶせる手法が難しい場合もあります。
なので、すべてこの手法でというわけにはいきませんが、お手持ちのアイテムにできそうなものがあれば、ぜひ試してみてください。
袖のまくり方を変えるだけで、雰囲気は大きく変わりますよ。
<スタイリング/植村美智子 撮影/山田耕司>
![画像: “たくし上げてかぶせる” 手順](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/05/14/369befda2b40b9a49f0b616582cba1b69b5c2ec3.jpg)
植村 美智子(うえむら・みちこ)
大阪府吹田市出身。文化服装学院アパレルデザイン学科卒業。アシスタント経験後、1996年にスタイリストとして独立。雑誌、広告、タレントのスタイリングなどで幅広く活躍。2010年、ファッションコーディネートサービス「Liltin'(リルティン)」を立ち上げ、個人向けのコーディネートを開始する。ひとりひとりとじっくり向き合うことを大切にし、ファッションを楽しんでもらえることを目指したパーソナルスタイリングが人気を呼ぶ。著書に『洋服の選び方』(マイナビ出版)、電子書籍『「今の自分」に似合う服』(扶桑社)などがある。
https://uemuramichiko.com/
Liltin' ファッションコーディネートサービス
https://liltin.com/
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