天然生活 最新号

『天然生活』で好評の、スタイリスト・佐藤かなさんの連載「一年中着回せる簡単服」。そのなかでご紹介した、2021年8月号「サロペットパンツ」、10月号「ラペルVネックワンピース」、12月号「サロペットスカート」、2022年1月号「ノーカラーコート」、2月号「2WAYジャンパースカート」のポケットのつくり方をご紹介します。

上の写真は、2022年2月号掲載の「2WAYジャンパースカート」

脇線を利用した「シームポケット」のつくり方

画像: 2021年8月号「サロペットパンツ」

2021年8月号「サロペットパンツ」

天然生活の連載「一年中着回せる簡単服」で、さまざまな手づくり服のつくり方を紹介してくださっている、佐藤かなさん。

佐藤かなさんのデザインする服に欠かせないのは、ポケット

ワンピースやサロペットなどの上下つながったデザインやスカート、パンツなどのボトムスには、必ずポケットが付いています。

画像: 2021年11月号「ラペルVネックワンピース」

2021年11月号「ラペルVネックワンピース」

「ポケットがあると便利でしょう? 毎日着る普段着こそ、使い勝手がよいと、活躍の頻度も多くなりますよね。少し手間にはなってしまうけれど、せっかくつくるなら、たくさん着てほしいから」

とはいえ、難しければ、省略してもいいとも話します。

画像: 2021年12月号「サロペットスカート」

2021年12月号「サロペットスカート」

「このポケットは、洋服の脇線を利用してつくるポケットです。だから、ポケットをつくっても、省略しても、でき上がりの見た目は同じ。ポケットを付けるか付けないか、片方だけにするかも含めて、自分好みにできるのが手づくりのよさ。まずは、楽しんでつくってみてください」

画像: 2022年1月号掲載の「ノーカラーコート」

2022年1月号掲載の「ノーカラーコート」

それでは、ポケットのつくり方 を見ていきましょう。

シームポケットのつくり方

*イラストは「サロペットパンツ」で解説していますが、「ラペルVネックワンピース」「サロペットスカート」「ノーカラーコート」「2WAYジャンパースカート」のポケットも同様のつくり方です。

 前と後ろを中表に合わせ、ポケット口を縫い残して脇を縫う。縫いしろは割る。

画像1: シームポケットのつくり方

 袋布の脇にジグザグミシンをかける。袋布2枚を中表に合わせ、イラストのように縫い合わせる。

画像2: シームポケットのつくり方

 袋布を表に返してアイロンで整える。

画像3: シームポケットのつくり方

 袋布の片側の縫いしろを、前身頃の脇の縫いしろに縫い合わせる。

画像4: シームポケットのつくり方

 袋布のもう片側の縫いしろを、後ろ身頃の脇の縫いしろに縫い合わせる。

画像5: シームポケットのつくり方

 身頃をよけ、袋布のでき上がりにミシンをかける。

画像6: シームポケットのつくり方

 袋布を前身頃側に倒し、ポケット口の上下端に表からとめミシンをかける。もう片側も、同様につくる。

画像7: シームポケットのつくり方

完成 

画像8: シームポケットのつくり方

【生地提供・協力】

<2021年8月号:サロペットパンツ>
<2021年12月号:サロペットスカート>
<2021年2月号:2WAYジャンパースカート>
チェック&ストライプ
http://checkandstripe.com/

<2021年11月号:ラペルVネックワンピース>
丸十(リバティ)|TEL.092-281-1286
https://maru10.jp/

<2022年1月号:ノーカラーコート>
安田商店三丁目店|TEL.03-3803-1656
http://www.cotton-yasuda.com/



<作品デザイン・制作・スタイリング/佐藤かな 撮影/千葉亜津子 ヘア・メイク/吉川陽子 モデル/kazumi イラスト/小崎珠美>

画像: 【生地提供・協力】

佐藤かな(さとう・かな)
雑誌や広告などを中心に活躍するスタイリスト。趣味が高じて出版したソーイング本『KANA’S STANDARD』(文化出版局) amazonで見る で作家としても注目を浴び、著書も多数。レディース服ブランド「アヴェクモワ」のプロデュースも手がけ、良質な素材と、シンプルながらも、さりげなく遊び心を加えたデザインで人気。
https://www.felissimo.co.jp/avecmoi/



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