内田真美さんのチェリーレイヤーケーキ
内田真美さんの今回の巻頭のお菓子「私の夏の家庭菓子」は、すべて、家庭でつくりやすいような工夫に満ちています。
表紙になったチェリーレイヤーケーキはスポンジがポイント。卵の力だけで膨らませる一般的なスポンジケーキと違い、ベーキングパウダーを使った、バターケーキになっているので、まず失敗することなく、スポンジが出来上がります。
また、ショートケーキ風ではありますが、ナッペをせずに、スポンジ生地にバタークリームをのせるだけなので、これも気楽に、失敗なくできるように工夫されています。
家でもショートケーキを食べたくなったとき、家族の誕生日など、ぜひお試しください。
ほかにも、ロックケーキやブルーベリーバックスなど、つくりやすい家庭菓子が盛りだくさんです。
レモンカスタードケーキは、カスタード大好きな内田さんらしく、レモン風味のカスタードがたっぷり詰まったタルトです。レモンの皮を最後に散らして、レモンの香りに包まれてる、幸せなお菓子です。
料理、スタイリングは、内田真美さん。写真は森本美絵さん、武内由佳理さん(TEALABO.t)がご協力くださいました。
スタッフは『私の家庭菓子』(アノニマ・スタジオ)の制作チームです。すばらしいチームワークにも感動したのでした。みなさん本当にありがとうございました。
※ 内田真美さんの記事「私の夏の家庭菓子」は、『天然生活』2021年8月号、P.4~10に掲載されています。
内田真美(うちだ・まみ)
料理研究家。長崎県生まれ。書籍、雑誌など、幅広いシーンでレシピを提案する。著書に『私の家庭菓子』(アノニマ・スタジオ)、『高加水生地の粉ものレッスン』(KADOKAWA)など。インスタグラム:@mucchida