• 保護犬とはぐくむポジティブで豊かな暮らしをご紹介。DIYや家族との日々をつづるinstagramが人気のtomooo.25さんは、2020年秋に元保護犬「ベル」を家族として迎えました。今回は、ベルが避妊手術を受けたときのお話です。

    犬の暮らしを守るために。元保護犬ベルの避妊手術レポート

    必須だった避妊手術

    ベルを家族に迎えるとき、里親になるための同意書および誓約書に記載されていたもののひとつに、“避妊・去勢手術は必須”というのがありました。

    保護施設ですでに手術を受けている子もいれば、まだの子もいます。

    ベルもまだ受けてなかったので、受けなければいけない理由を聞き、納得したうえで同意書にサインしました。

    その後、突然の出血で(調べた結果、犬の生理であるヒートでした)病院へ行き、そのとき避妊手術のことを獣医さんに相談すると、「ベルが落ち着いた頃がいいでしょう」ということで、2ヶ月後に手術をすることが決まりました。

    画像: 必須だった避妊手術

    手術当日、いつもと様子が違う

    事前に病院で手術のための検査をし、数日後に迎えた手術当日の朝。

    朝から絶食だったためいつもより元気がなく、みんなの様子もどこか違うなと察したのか、ベルもなんとなく落ち着かない感じでした。

    そんなベルに「がんばってきてね!」のエールを送り、学校に行った息子たち。

    食いしん坊のベルは「あれ? 今日はおやつくれないの?」って言いたそうでしたね(笑)

    画像: 手術当日、いつもと様子が違う

    朝からベルを病院に預け、手術が終わったその日の夕方、迎えに行きました。

    帰宅したベルはこれまで見たことないくらいおとなしく、声をかけてもソファでぐったり。

    傷が痛むのか、手術の緊張やストレスからなのか。それともまさかお腹がすいてるから……?

    とにかくいつもと違うベルにみんな心配していましたが、結局、その日はソファからほとんど降りることなく過ごしていました。

    痛みを和らげるためのスロープ

    画像1: 痛みを和らげるためのスロープ

    翌日、ほんの少しだけ動けるようになったベル。でも様子を見ていると、ソファから降りるときに毎回“キャン”と鳴いていて。

    「やっぱりソファから降りるとき、傷口に響くんだね。なにか台とかあれば痛さもマシになるかな?」と夫と話していたら、ウッドデッキへ出て何やら作業を始めて……、数分後、ウッドデッキから戻ってきた夫が手に持っていたのは、スロープでした。

    「これならソファへののぼり下りも痛くないかな? ここからのぼって降りるんだよ」ってベルに話しかけていた夫。それを聞いてすぐさまベルにスロープの使い方を教えた息子たち。

    そしておやつにつられて楽々とのぼり下りするベル。

    そんな姿を見ていたら“ベル、つくってもらえてよかったね〜、昨日より動けるようにもなってるね〜”と思うと同時に、“やっぱりベルにはみんな甘いな〜”って思うんですよね(笑)

    画像2: 痛みを和らげるためのスロープ

    スロープを置いて数日が経ったある日。

    私が洗濯物を干してリビングに戻るとベルがダイニングテーブルに!

    「えー!? どうしたの? なんでー? 何してるの!?」と、ただただびっくり。

    だって、今までダイニングテーブルにのぼったことなんてなかったから……。

    でも、そういえばダイニングのベンチから降りるときもソファから降りるときと同じようにキャンと言ってたんです。

    だからきっと、ベンチから降りたいけど痛くて降りれない。ダイニングテーブルにのれば私を探せると思ったのかも。

    そして“降りれないから抱っこして”アピール全開なベルを抱っこして下ろす私(笑)結局、私も甘いですね。

    画像3: 痛みを和らげるためのスロープ

    その後しばらくしたら、ダイニングテーブルにのぼることもなくなり、ソファののぼり下りもスロープを使わずにできるように。

    完全に回復するまでは思ったよりも長かったですが、食欲だけは翌日からあったので安心でした(笑)

    あっ! 術後、ひとつ変わったことといえば、ごはんを“避妊手術後の体重管理用”に変えたこと。そんなごはんまであるんだ〜と驚きました。

    避妊・去勢手術は必要なのか

    画像1: 避妊・去勢手術は必要なのか

    ベルが手術をしたあと、弟宅の元保護犬、バディも去勢手術を受けました。

    避妊・去勢手術にはいろいろ意見や賛否があると思います。

    ベルがいた保護施設は避妊手術が必須だったので受けないという選択肢がなかった我が家ですが、もし必須じゃなかったらどうしてただろう……きっとインターネットや知り合いからの意見を聞いて決めていたと思います。

    でもその出した答えに正しいも間違いもないと、私は思います。

    ただ、手術をすることで、望まない妊娠によって不幸な犬が生まれることを防ぐだけでなく、病気のリスクも減るので、我が家はこれでよかったかなと思っています。

    そんなベルとバディ。今日も元気です♪



    画像2: 避妊・去勢手術は必要なのか

    tomooo.25
    夫、双子の男の子、元保護犬ベル、キンクマハムスターの4人+2匹暮らし。自宅の家具をほぼすべてDIYでカスタム。休みの日は家族でDIYをしたり、釣りやキャンプに行ったりとアウトドアが大好き。ベルを迎えてからはベルとの朝夕の散歩が毎日の日課。DIYのアイデアや、家族やベルとの暮らしについてinstagramやブログで日々更新中。
    インスタグラム:@tomooo.25
    ブログ:https://profile.ameba.jp/ameba/tomooo-25/

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    『保護犬と暮らすということ(別冊 天然生活)』

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    犬を飼いたいと思ったときに、ペットショップで「買う」だけでなく、保護犬を「迎える」という選択肢もあるということを広く伝えたい。そんな思いから生まれた1冊です。

    保護犬を実際に迎え入れた方々の、ありのままの暮らしを楽しく伝えることで、保護犬たちの魅力を伝えるとともに、少しでも保護犬を迎えるきっかけとなればと願っています。



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