普通づかいのお菓子の盛り合わせ
紹介するのは、私のお店「マミ・ガトー」で出しているお菓子のレシピではなく、日本でお菓子作りが初めての方でも作れるようにアレンジしたレシピです。
特別な日だけとはいわず、普段の日のおやつに作ってみてくださいね。
いちごのフランでひと皿のレシピ
デザート版でいちごのフラン。焼いてから冷やしていただきます。マシュマロヨーグルトのふんわりクリームと温かいフルーツジュースを添えて。

いちごのフラン
空焼きしたパイ皮に流して焼く方法もありますが、型に流すほうがグラタン感覚で気軽に作れます。このアパレイユは卵だけでなく、薄力粉が入っている卵液なのでプリンよりは、ねっとり感のある仕上がりです。季節によってさくらんぼやオレンジ、りんごや洋梨でも同様に作れます。
Ingrédients 材料(直径11cmの耐熱皿2枚分)
● いちご | 200g |
アパレイユ | |
● 薄力粉 | 30g |
● 砂糖 | 50g |
● 卵 | 2個 |
● 牛乳 | 100mL |
● 生クリーム | 50mL |
● バニラエッセンス | 少々 |
● 粉砂糖 | 適量 |
Recette 作り方
1 いちごは縦半分に切り、大きければさらに半分に切る。耐熱皿に並べ入れる。
2 オーブンは180℃に予熱する。
3 薄力粉と砂糖を混ぜる。
4 アパレイユを作る。ボウルに卵を割りほぐし、牛乳を少しずつ加えながら泡立て器でよく混ぜていく。生クリーム、バニラエッセンスも加え混ぜ、3も加えて、ダマができないようによく混ぜる。
5 1の型の8分目まで4のアパレイユを流し入れる。

オーブンで焼く前
6 オーブンで約20分焼く。生地がぷっくりふくらんだら焼き上がり。オーブンから取り出し、粗熱がとれたら、冷蔵庫で冷やす。

焼くとふっくらふくらみます
7 食べる直前に粉砂糖をかける。
マシュマロフルーツヨーグルト
マシュマロとヨーグルトを混ぜてひと晩おくと、ふわとろのムースのようなデザートクリームに。フルーツはフレッシュでもドライでも合います。
Ingrédients 材料(直径5cmの器2個分)
● マシュマロ | 50g |
● プレーンヨーグルト(無糖) | 200g |
● フルーツ(オレンジ、クランベリーなど) | 適量 |
● ビスケット | 2枚 |
Recette 作り方
1 マシュマロはキッチンばさみでひと口大に切る。
2 ボウルまたは保存容器にヨーグルトを入れ、1のマシュマロを入れ、ラップをしてひと晩冷蔵庫に入れる。

マシュマロとヨーグルトを混ぜてひと晩おくと、ムースのような食感に
3 食べる直前に全体を混ぜ、スプーンで器に盛り、好みのフルーツとビスケットを添える。
ホットキウイ
キウイは細かくしすぎると、黒い種まで切れて汚く見えてしまうので、みじん切りぐらいにしましょう。同様にレモンやゆず、オレンジ、りんごで作っても。
Ingrédients 材料(2人分)
● キウイ | 2個 |
● はちみつ | 大さじ4 |
● レモン汁 | 大さじ2 |
● 熱湯 | 400mL |
Recette 作り方
1 キウイは小さくみじん切りにするか、軽くミキサーにかける。
2 マグカップ2個に1とはちみつ、レモン汁、熱湯を半量ずつ入れて混ぜる。温度が下がるので、食べる直前に電子レンジで適温に温める。
Dressage d'assiette 盛り付け
プレートにいちごのフランとマシュマロヨーグルト、ホットキウイを盛り合わせる。
<料理・スタイリング・撮影/マリコ・デュプレシ>

Mariko Duplessis マリコ・デュプレシ
製菓学校卒業後、都内洋菓子店でパティシエールとして勤務。1994年に渡仏し、リッツ・エスコフィエ校で再びフランス菓子を学び、ル・コルドン・ブルー・パリで料理コースを卒業する。ホテルブリストル、タイユバンで研修を積む。98年結婚。フランス人の夫との間に一女。2003年、パリにオープンしたサロン・ド・テ「マミ・ガトー」は待つのが嫌いなフランス人が連日行列をなすほどの人気店となる。
Mamie Gâteaux マミ・ガトー
バリ6区にあるサロン・ド・テ。ランチには野葉たっぷりの料理、ティータイムにはお手製のスイーツを各種揃えている。
https://mamie-gateaux.fr/