• 「カフェロッタ」は東京・松陰神社前にあるカフェ。店を構えて20年。店主の桜井かおりさんは、どんなときでも“楽しみ”を見つけるのが得意です。さて、今日はどんな“楽しみ”が見つかるでしょうか。今回は言葉の魔法のお話。

    「ありがとう」は、とにかく何度も口にする

    テーマの『楽しみの見つけ方』とは違うかもしれないけど『気分のいい過ごし方』ならちょっとしたことでできます。わたしが普段から心がけているのが言葉がけ。

    「ありがとう」は1日に何十回言ってるだろう、わたし。

    店を手伝ってくれているスタッフには、たとえ小さなことでも何かやってくれたら「ありがとうねー」をその都度言うようにしています。もちろんお客様には心から「ありがとうございます」を。

    そして家族からは「ありがとう」なんて言ってもらえないから、逆に嫌味のように「ありがとう」を言うようにしています。(その嫌味が伝わっているかはわからないけどね)

    そして愛犬つぶには1日に何度も「そばにいてくれてありがとー」とギュッと抱きしめて伝えます。

    画像: ご近所の若い店主とも、手を振って挨拶

    ご近所の若い店主とも、手を振って挨拶

    「お先でした」も、お気に入りの言葉がけ

    次に、最近気がついたのは「お先にどうぞ」ってなかなか人に言ってあげられないけど、「お先でした」は言えるってこと。

    今、ソーシャルディスタンスでパン屋さんでも銀行でも外で順番を待たなくてはならないことが多いでしょ? そんな時こそ自分の用事が済んだら次に並んでいた方へ「お先でした」と言うようにしています。

    その言葉がけに、女性も男性も一瞬びっくりした表情はするけれど、ほとんどの方がニコッと返してくださいます。言ったわたしも気分がいい。ぜひ真似してみて。

    お客さまには、いらっしゃいませではなく「こんにちは」

    画像: お店で人気のラテアート、ロッタちゃん。「横分けのロッタちゃん」と「ありがとうロッタちゃん」

    お店で人気のラテアート、ロッタちゃん。「横分けのロッタちゃん」と「ありがとうロッタちゃん」

    パリに旅すると『Bonjour』『Merci』って挨拶が本当に素敵だなぁと思う。どこのお店に入っても、初めて会う人にもまず「こんにちは!(Bonjour)」。何もお買い物しなくったって「ありがとう。素敵な1日を」と言葉をかけてくれる。

    こんな素敵な習慣はぜひ真似しようと思ってわたしの店でもお客様への最初のお声がけは「いらっしゃいませ」ではなく「こんにちは」。そう、完全にフランスかぶれです。

    “カラーマスカラ”で明るい笑顔に見える作戦

    画像: 最近買った「THREE」の新色のマスカラ。シックな赤でみんなにも好評

    最近買った「THREE」の新色のマスカラ。シックな赤でみんなにも好評

    挨拶はやっぱりお互いを楽しい気分にしてくれる。マスクで半分顔が隠れているけれど(隠れているからこそ)、挨拶に大切なのはしっかり笑顔

    『明るい笑顔に見える作戦』に最近カラーマスカラをメイクに取り入れてみました。これがなかなか楽しくてわたしのカラーマスカラコレクションは増える一方。肝心な効果はわかりませんがね。笑

    笑顔で挨拶。気分のいい言葉がけ。普段の生活のちょっとした習慣を楽しめたらしめたもんです。

    読んでくださってありがとっ! メルシ〜。



    画像: “カラーマスカラ”で明るい笑顔に見える作戦

    桜井かおり(さくらい・かおり)
    「カフェロッタ」オーナー。大手損害保険会社のOLを経て、東京・代官山「クリスマスカンパニー」にアルバイトとして勤務。その後、系列店のテディベア専門店「CUDDLYBROWN」で店長を務める。2001年3月、東京・松陰神社前で「カフェロッタ」をオープン。心のこもった接客に、全国からお客様が足を運び、お客様から相談やお手紙をもらうことも多い。初の著書『カフェロッタのことと、わたしのこと』(旭屋出版)が好評発売中。
    インスタグラム:@kaorilotta

    カフェロッタ
    住所:東京都世田谷区世田谷4-2-12
    電話:03-3428-1126(営業は2021年9月末まで)



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