(『天然生活』2021年11月号掲載)
食材の宝庫、鳥取県・琴浦町に秋の味覚を訪ねる
鳥取県のまんなかに位置し、北の日本海と南の名峰大山をつなぐように広がる自然豊かな琴浦町は、多彩な食材の宝庫でもあります。
鳥取県の新ブランド米、星空舞(ほしぞらまい)は、「稲が倒れにくく、病気に強い品種を」という開発担当者の熱意のもと、30年もの歳月を経て生まれたお米。
炊きあがりの艶やかさや、透き通るような甘味も自慢です。
星空舞
鳥取県の美しい星空にちなんで名づけられた「星空舞(ほしぞらまい)」は、2019年に登場した新ブランド米。艶やかな光沢と、粒のはね返るような食感が特徴。「冷めてもみずみずしさが続くため、おむすびやお弁当にもおすすめです」と生産者の中本栄さん。
大山ルビー豚は、清潔でのびのびとした環境で育ちます。えさも独自の配合で改良。飼育環境へのこだわりが、クセのない、とろけるような肉質をかなえています。
大山ルビー豚
生田養豚場のオーナー、生田孝信さんらが育てる「大山ルビー豚」。うま味成分のオレイン酸を多く含む「大山赤ぶた(デュロック種)」と柔らかい肉質の「黒豚(バークシャー種)」の血統を受け継いでいます。さらに特筆すべきは、甘味が際立つ脂のおいしさ。しつこさを感じさせず、とろけるような食感です。
鳥取県を代表する果物、梨は、栽培される品種も多彩。新甘泉(しんかんせん)、新興(しんこう)、王秋(おうしゅう)、愛宕(あたご)など、個性豊かな品種が秋にかけて続々と旬を迎えます。
秋の梨「新興(しんこう)」
全国有数の梨の産地として知られる鳥取県。秋田友文さんは、40年以上にわたり琴浦町で梨づくりを続けています。毎年7~8種類の梨が育つという梨園の広さは約60アール。品種によって味や食感はさまざまです。いろいろ食べ比べて、好みの梨を見つけてみては?
さあ、食欲の秋です。琴浦町のおいしさを味わってみませんか?
〈撮影/林 紘輝、山田耕司 取材・文/村山京子〉
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琴浦町のおいしい魅力が満載
まるで小さな惑星のように、多くの恵みに彩られた琴浦町。ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」では、そんな琴浦町の自然から生まれるさまざまなおいしさに出会うことができます。
お問い合わせ先/琴浦町観光協会
http://www.kotoura-kankou.com/wakusei/
〈提供/琴浦町観光協会〉