お店を閉じて、パジャマ始めました
ねぇねぇ、パジャマ持ってる?
ちょっとお恥ずかしい話ですがわたし今までパジャマというものを持っていませんでした。
でもそんな話をすると、わたしの周りの人たちも結構『パジャマ』を持っていないの。「ねっ、そうだよねー」と盛り上がります。
じゃあパジャマの代わりに何を着て寝ているの? わたしは気に入って着過ぎてもう外で着るにはちょっと恥ずかしいかなぁ〜、というクタッとしちゃったワンピース(でも捨てられないやつ)を夏なら一枚で、寒くなったら下に足首までのスパッツを履いてパジャマ代わりにしていました。
一緒に旅行する友人もみなそんな感じ。海外に行くときも最後そのまま捨てちゃえばいいかな、とクタクタの部屋着を持って行ったりね。
でもわたし変わりました。正しくはこの秋から変わります!
9月末に店を閉めて、これからは家で過ごす時間が今より増えます。ちゃんとパジャマに着替えてベッドに入って、朝起きたらパジャマを脱いで切り替えをしないとその楽チンな服で一日過ごしてしまいそうで。そしてそんなメリハリのない生活になってしまいそうで。それはいかんのです。
今までは毎日だいたい同じ時間に洋服に着替えて出勤していたけど、これからは自分で『ちゃんと』していかないとね。『ちゃんと生活』することって大切。
で、数年ぶり(十数年ぶり?)に『ちゃんと』パジャマを買いました。
いざパジャマを探すと意外とコレっというのがない。わたしがパジャマ選びでこだわったのはとにかく素材。ベッドに入る前に着替えるのが楽しみになるような素材ということで選んだのがオーガニックのダブルガーゼのパジャマ。
デザインは、ズボンなしのシンプルな前ボタンのワンピース型。やっぱり冬は保温性の高いお気に入りのアルパカのスパッツを履きたいから。あ、シルクのスパッツもおすすめです。
寝るときはテディベア「JOLLY」と一緒
パジャマだけで『ちゃんと』するには十分だったのに、同じカラーのガウンも欲しくなっちゃって……。パジャマの上からさらっとガウンを羽織るなんて、もうこれで大人の夜は完璧です!
旅に出るときもこれからはもちろんmyパジャマを持参します。そんな女性ってやっぱり素敵だもん。
これでホテルの部屋で過ごす時間もこれからはもっとストレスフリーで気分のよい時間となること間違いなしよ。(あのゴワゴワとノリの効いた浴衣はもともと着なかったけどね)
読んでくださってありがとー!
桜井かおり(さくらい・かおり)
「カフェロッタ」オーナー。大手損害保険会社のOLを経て、東京・代官山「クリスマスカンパニー」にアルバイトとして勤務。その後、系列店のテディベア専門店「CUDDLYBROWN」で店長を務める。2001年3月、東京・松陰神社前で「カフェロッタ」をオープン。心のこもった接客に、全国からお客様が足を運び、お客様から相談やお手紙をもらうことも多かったそう。「カフェロッタ」は2021年9月末に建物老朽化のため、惜しまれつつ閉店。初の著書『カフェロッタのことと、わたしのこと』(旭屋出版)が好評発売中。
インスタグラム:@kaorilotta