***
ちょっとしたコツで、ぐっとおしゃれに。
スタイリスト・植村美智子が、約25年の仕事を通して培ったコーディネートの経験とファッションの知識を生かし、季節ごとに陥りがちな、おしゃれの悩みを解決します。
持つべきは、セルフレームとメタルフレーム
コーディネートサービスでお会いするお客さまと一緒に選ぶことも多い“メガネ”。
顔の一部となるメガネは、その人自身の印象を大きく変えるアイテムです。
ピタッと自分の希望にハマるものを見つけるのが、なかなか難しいアイテムでもあるので、お気に入りのひとつをかけつづけている人も多いはず。
幾つか持っていても、結局気に入っているものをかけてしまうというのもよくあることですよね。
でも、ふたつの違うタイプのメガネを使い分けると、楽しめるファッションの幅が広がるかもしれません。
その、ふたつのタイプというのが、セルフレームとメタルフレーム。
いわゆる、プラスチックフレームのものと金属フレームのもののことです。
◆セルフレームのメガネ
◆メタルフレームのメガネ
セルフレームは少し中性的な印象に、メタルフレームは少し繊細な印象に、自分自身を寄せていってくれるように思います。
2タイプのメガネを使ったコーディネート
同じコーディネートで、メガネを変えて見ていきます。スタイルのテイストを決める、足元、靴と一緒に考えてみます。
◆スカートスタイル
[セルフレーム+ブーツ]
オシャレ感ある個性的な印象に。
[メタルフレーム+バレエシューズ]
フェミニンなやわらかい印象に。
◆パンツスタイル
[セルフレーム+スニーカー]
メンズライクなマニッシュな印象に。
[メタルフレーム+パンプス]
品のよい知的な印象に。
似合う眼鏡を選ぶポイントとして、よく言われているのが、「眉毛の角度と合わせる」ということ。
そして、私がいつも気になるのは、真ん中の鼻の部分、ブリッジの幅です。
私は、ブリッジの幅が広めのものをかけた方がしっくり来るのですが、今回メガネをお借りした「トリップ」の店員さんによると、私の顔に合うとされる眼鏡は、逆にブリッジの幅が狭いものなんだとか。
でも、「似合うとされているものと好みは違うこともあるので、好みに合わせて選ぶのもありですよ。」と言っていただき、なんだかほっとしました。
ファッションと同じですね。
視力矯正であっても、伊達であっても、顔の一部となるメガネ。
妥協なく、気持ち良くかけていられるものを選べるといいですね。
次回は、ストール&スカーフについて考えます。お楽しみに。
【問い合わせ先】
◆ ヴェリテクール|092-753-7559
http://online.veritecoeur.com/
◆ トリップ ルミネエスト新宿店|03-6380-5156
https://www.erotica.co.jp/
◆ ヒューマンウーマン|03-6748-0350
https://www.humanwoman.net/
◆ フラッパーズ|03-5456-6866
https://www.flappers-unit.com/
◆ポルテ デ ブトン|03-6277-2973
https://www.porter-des-boutons.com/
<スタイリング/植村美智子 撮影/山川修一>
植村 美智子(うえむら・みちこ)
大阪府吹田市出身。文化服装学院アパレルデザイン学科卒業。アシスタント経験後、1996年にスタイリストとして独立。雑誌、広告、タレントのスタイリングなどで幅広く活躍。2010年、ファッションコーディネートサービス「Liltin'(リルティン)」を立ち上げ、個人向けのコーディネートを開始する。ひとりひとりとじっくり向き合うことを大切にし、ファッションを楽しんでもらえることを目指したパーソナルスタイリングが人気を呼ぶ。著書に『洋服の選び方』(マイナビ出版)、電子書籍『「今の自分」に似合う服』(扶桑社)などがある。
https://uemuramichiko.com/
Liltin' ファッションコーディネートサービス
https://liltin.com/
※ ※ ※