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ちょっとしたコツで、ぐっとおしゃれに。
スタイリスト・植村美智子が、約25年の仕事を通して培ったコーディネートの経験とファッションの知識を生かし、季節ごとに陥りがちな、おしゃれの悩みを解決します。
ショッピングバッグは大きさが鍵
メインのバッグとしても、サブバッグとしても活躍してくれる布製のショッピングバッグ。
スーパーやコンビニの袋が有料となったいま、その方面でも活躍してくれています。
ポシェットなど小さいバッグとも最強のタッグとなりますよね。
そして、カラフルなものや、ロゴが効いているものもあり、大人の女性が取り入れやすい、ポップさのあるアイテムのひとつでもあります。
なにを隠そう、私自身ショッピングバッグが大好きで、素敵なバッグがないか、常にアンテナを張りめぐらせています。
柄や色、ロゴ具合などにももちろん好みはありますが、私がこだわっているのは、大きさ。
少し大きめで、肩ひもも長めのもののほうが、ファッションアイテムのひとつとして成り立つように思います。
どうやって探せばいいかとよく聞かれますが、洋服や雑貨屋などでだけではなく、カフェのオリジナルだったり、展覧会のグッズだったり、いろいろなところに魅力的なものが置いてあるショッピングバッグ。
とにかくアンテナを張りめぐらせておくしかないんです。
なかなかこれだ! と、ピンとくるものには出合いませんが、見つけたときはその出合いを無駄にしないよう、迷わず購入するのがおすすめです。
先日も、一緒に仕事をしていたフォトグラファーさんがナイスなかわいさのバッグを持っていたので、ブランド名やどこで購入できるかなどの情報を聴取。
その場でポチッと購入してしまいました。
ショッピングバッグは"重ね持ち"もお手のもので、どう重ねるか考えて楽しめるのもいいところですよね。
とはいえ、やはりカジュアルさの強い布バッグ。
Tシャツ、サンダルなど、ラフなスタイルになりがちな夏より、コートやブーツで少しきっちりしたコーディネートになる寒い季節のほうが、ショッピングバッグを活躍させやすいように思います。
そして、ゆったり長め丈のトップスやワンピースのとき、ロングコートを羽織っているときなど、上下がはっきりセパレートになっていないコーディネートのほうが、バランスよく持つことができます。
そういう面でも、コートを着る季節のほうが活躍させやすいですよね。
来月もお楽しみに!
【問い合わせ先】
◆サムアンドケイクス
http://thumb-and-cakes.shop-pro.jp/
<スタイリング/植村美智子 撮影/山川修一>
植村 美智子(うえむら・みちこ)
大阪府吹田市出身。文化服装学院アパレルデザイン学科卒業。アシスタント経験後、1996年にスタイリストとして独立。雑誌、広告、タレントのスタイリングなどで幅広く活躍。2010年、ファッションコーディネートサービス「Liltin'(リルティン)」を立ち上げ、個人向けのコーディネートを開始する。ひとりひとりとじっくり向き合うことを大切にし、ファッションを楽しんでもらえることを目指したパーソナルスタイリングが人気を呼ぶ。著書に『洋服の選び方』(マイナビ出版)、電子書籍『「今の自分」に似合う服』(扶桑社)などがある。
https://uemuramichiko.com/
Liltin' ファッションコーディネートサービス
https://liltin.com/
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