暮らしのなかで発見した、元保護犬ベルの癖としぐさ
足をビヨーン!
ベルがわが家にきて少したったある日のこと。子どもたちとおもちゃで遊んでいたら、いきなり前足、後ろ足をビヨーンと伸ばしはじめたのです。
初めて見たベルのポーズに「こんな格好するんだー!」とみんなで思わず笑いました。
以前飼っていた犬は、伏せのとき、前足も後ろ足も曲げていたし、ベルのように後ろ足までまっすぐ伸ばすことがなかったので、“後ろ足、悪いのかな?”と少し心配したことも。
でもいろいろな方に相談すると、ベルのようにビヨーンって伸ばすワンちゃんもいると知り、安心しました。
腕を引っ張るのは‟撫でて”アピール?
そこからいろいろな仕草を見せてくれるようになったのですが、最近ちょっと困るのが、スマートフォンで仕事をしているときに隣に来て、突然私の腕をグイッと引っ張ること。
初めは何なのかわからなかったのですが、とりあえず頭を撫でながら仕事をしてると引っ張らなくなる。たまに疲れて撫でるのをやめると、またグイっと引っ張ることの繰り返し。
これはもしかして‟撫でてほしい”ってこと? と思い、試してみたら、やはりそのとおりでした(笑)
撫でるのをやめると、すぐさま‟グイッ!”。撫でていたら大人しくしている(笑)
言葉が話せない分、こんなアピールの仕方をするんだ~っと、いつも感心してしまいます。
床を‟掘る”理由
今年の夏に、初めて見たベルの不思議な行動がありました。それは‟床を掘る”こと!
もちろん、床は土ではないので掘れないのですが、それでもずっと同じ場所を掘るような仕草をしているのです。
いつもベルが寝ているキッチンだったり、リビングの隅だったり。場所はその日によって違いますが、とにかく"ベル!"と、声をかけるまで一心不乱に掘っているのです。
‟一体そこに何があるの? 何か埋まっている?”と気になり、ドッグトレーナーの弟に聞くと、「寝床をつくるとき、土を掘ると冷たくなるから、本能で掘ってるんだろうね」とのこと。
なるほど~! だから暑くなった夏から急に掘り出したのね。
でも、残念ながら土じゃないから掘れないし、冷たくなっているかは不明ですけどね。それでも毎日一生懸命に床を掘る姿を見ていたら、みんな思わず"頑張れー!"と応援してしまうのでした。
キッチンから聞こえてきた‟掘る音”が静かになったので、‟あっ、やっと納得したんだな”と見に行くと、すごい格好で寝ていることもしばしば。
掘ることに疲れたのか、大の字!
こんな格好で寝ていたら逆にしんどくないのかな? と心配になりますが、ベルがいいならいっか~と。ふだんは普通に寝ていますが、たまにそんな格好している姿をみたら‟ようやく安心できる家だと思ってくれたのかな”とうれしくなりますね。
おやつへの集中力は段違い
そしてもうひとつ。すごいなと思ったのが、ベルの‟集中力”です。
わが家に来て間もない頃、‟待て”を教えてちゃんと待てた後には、必ずごほうびをあげていました。それを繰り返していくうちに、"待てと言われて待っていたらおやつをもらえる"という習慣を覚え、今ではしっかり待てるように。
ただ、待ての合図とともに、私がスマホを向けることがたびたびあったので、そのせいか最近では"待て"と言わなくてもスマホを向けるとピタっと動きが止まるように。
試しに静止画ではなく動画を撮っても、‟これ、本当に動画?”と思うくらい動きません(笑)。
さすがおやつ好きなベル! 少しでも動いたらもらえないと思ってるのか、瞬きすらしないときもあるくらい、すごい集中力を見せてくれます。わが家のツインズも見習ってほしいと思う今日この頃です(笑)
tomooo.25
夫、双子の男の子、元保護犬ベル、キンクマハムスターの4人+2匹暮らし。自宅の家具をほぼすべてDIYでカスタム。休みの日は家族でDIYをしたり、釣りやキャンプに行ったりとアウトドアが大好き。ベルを迎えてからはベルとの朝夕の散歩が毎日の日課。DIYのアイデアや、家族やベルとの暮らしについてinstagramやブログで日々更新中。
インスタグラム:@tomooo.25
ブログ:https://profile.ameba.jp/ameba/tomooo-25/
犬を飼いたいと思ったときに、ペットショップで「買う」だけでなく、保護犬を「迎える」という選択肢もあるということを広く伝えたい。そんな思いから生まれた1冊です。
保護犬を実際に迎え入れた方々の、ありのままの暮らしを楽しく伝えることで、保護犬たちの魅力を伝えるとともに、少しでも保護犬を迎えるきっかけとなればと願っています。