(『天然生活』2018年4月号掲載)
すき間や仕切りにも。暮らしのなかで生きるかご
かご収納1
ロープやはしごでかごをハンギング
![画像: かご収納1 ロープやはしごでかごをハンギング](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/11/17/13465edddc77cd68e10b9c3f2a29958c03b35475.jpg)
天井に渡したはしごや頑丈な縄ロープに取り付け、S字フックで吊るす、高い位置のかご収納。
「お菓子や、仕事で使うラッピングのひも、仕事の道具など、子どもに触らせたくないものなどを入れてます」
かご収納2
ランドリー空間では大きなサイズが必須
![画像: かご収納2 ランドリー空間では大きなサイズが必須](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/11/17/6f95d4670c205fa2b7ca553a3f7b7cdac322e6d0.jpg)
通気性のいいかごは、ランドリーまわりの道具としてうってつけ。洗濯機脇に置いた水に強い竹かごは、汚れた洗い物入れにもぴったり。手前のあけびのかごは、洗濯物を物干し場に運ぶときや、リネン入れに使用。
かご収納3
細長いスリムな形は、すき間収納に活躍
![画像: 取っ手で出し入れ簡単](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/11/17/8e6da5ff122f5396f52a5a557bbe727430d45c03_xlarge.jpg)
取っ手で出し入れ簡単
どうしてもあいてしまう壁とのすき間。このデッドスペースを活用するために、細身のかごを制作。
「取っ手を付けて、引き出しやすいようにしました」。すき間に合わせて、縦長の包装紙類をしまって。
かご収納4
ルームシューズ入れは持ち運びができる取っ手付きに
![画像: 深さがあるかごを選択](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/11/17/5b5492ccf2df8c2652330ba297f047a96e698e80.jpg)
深さがあるかごを選択
アトリエの入り口に置くルームシューズ入れは来客の目につくものなので、デザインのかわいらしいものを。口の開き加減、ほどよい深さなど、手持ちのなかから、サイズがぴったりのものを選ぶ。
かご収納5
ミニサイズのかごは小物の仕切りに
![画像: かご収納5 ミニサイズのかごは小物の仕切りに](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/11/17/4efabe8a5f98a423678e457f25e18cc215d3a32a.jpg)
幾つあってもいいと、ずっと昔に旅先で買った小さなかご。「たしか、ハワイで。素材感も軽やかで、南国っぽい素朴さが好き」。深さもあるから、ボタンやアップリケなど、細かな裁縫道具の仕分けに便利。
かご収納6
かごと食器棚のフレームを組み合わせてリメイク
![画像: かご収納6 かごと食器棚のフレームを組み合わせてリメイク](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/11/17/c74265d9c56a9506c804414b28d6a39ed57c17e0.jpg)
以前に使っていたラタン家具の引き出しを再利用。かごの高さに合わせて、食器棚に横板を取り付けた。
「台所は、奥のものまで楽に取り出せる引き出し収納が便利。ここでも、昔のかごに助けられました」
かご収納7
中が見えるバスケットには防寒アイテムをまとめて
![画像: お義母さまお手製の靴下も](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/11/17/0685886c731cad0bc6dad1b67a73d9e8105940cf.jpg)
お義母さまお手製の靴下も
3月でも、山形はまだまだ厳しい寒さ。出かけるときに外の温度を確かめて、その日の天気によっては、ニット帽をかぶったり、厚手の靴下にはき替えたり。防寒アイテムは、取り出しやすい玄関脇に。
熊谷さんの‟紙”収納
ちょうどいいものを探します。なければ、サイズを合わせて編んでいます。
![画像1: 熊谷さんの‟紙”収納](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/11/17/dcfe819c011915a6f156989dd5dc48b65d11ca37.jpg)
アトリエで使っている請求書入れや名刺入れ、ペン立てまで、かごで統一。出し入れしやすいオープン仕様で、気軽に持ち運びができる大きさもうれしい。
![画像2: 熊谷さんの‟紙”収納](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/11/17/68b946e9ddaf59968fd04210af6d62ebcbb1a8d9.jpg)
取っておくべき書類をしまうケースがないことに気づき、中が見えて、A4サイズが入るように編んだ。家族4人分を編んで、デスク脇に並べる予定。
![画像3: 熊谷さんの‟紙”収納](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/11/17/717efe105d995246e1d5e0f8e2c2ebe4b96e5e20.jpg)
山形の郵便屋さんは、冬場はドアの外ではなく、玄関の中まで配達してくれる。玄関先に吊るしたクルミの皮の小さなかごは、熊谷家の郵便受け。
電話帳など、棚に入りきらない高さの本は、棚の横に、取っ手付きのかごに入れてひっかけておく。使う場所の近くに、さりげなく収納できるのが利点。
〈撮影/飯貝拓司 取材・文/福山雅美〉
![画像4: 熊谷さんの‟紙”収納](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/11/17/160e42145aee6d7e95fdffbf891d63a359b5d089.jpg)
熊谷 茜(くまがい・あかね)
20代で単身、山形に移住し、かご作家となる。月に1~2日(冬季除く)、「kegoya open day」としてアトリエを開放。
http://kegoya.me
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです