• ミシュラン二つ星シェフからYouTuberに転身した城二郎さんに、ムック『クックチャンネル』(扶桑社刊)から、なにもつくりたくない日の人気レシピ、「疲れている日の納豆パスタ」のレシピを紹介してもらいました。

    疲れている日の納豆パスタ

    なにもつくりたくない日はこれで決定。10分で完成! のりと魚醤の磯風味香る絶品パスタ。

    材料(1人分)

    ● パスタ(細めがおすすめ)90g
    ● 納豆1パック
    ● 白菜キムチ、いりゴマ(白)、焼きのり各適量
    ● いしり(しょっつる、ナンプラーでも可)小さじ1 〜大さじ1
    ● 塩適量
    ● バター10g
    ● 万能ネギ(小口切り)適量
    ● 卵黄1個分

    つくり方

    1 ボウルに納豆を入れ、付属のタレと辛子を混ぜ、キムチ、ゴマを加えて混ぜ合わせる。

    2 鍋に塩分濃度1%くらいの湯を沸かし、パスタを表示どおりにゆでる。途中、ゆで汁約100mLをフライパンに入れ、のりをちぎって加えて中火にかける。よく混ぜて溶かし、ソース状になったらいしりを加える。

    3 2のフライパンにバターと1、万能ネギを加え、パスタがゆで上がるまで弱火~中火で温かく保つ。パスタがゆで上がったらフライパンに加え、中火でさっと混ぜ合わせ、水分がたりなければゆで汁を加えて調整する。器に盛り、ゴマ、万能ネギ、卵黄をのせる。

    画像1: 疲れている日の納豆パスタ

    Point

    焼きのりをパスタのゆで汁でふやかしてパスタソースに。火にかけず、ボウルでつくっても。

    画像2: 疲れている日の納豆パスタ
    画像3: 疲れている日の納豆パスタ

    <料理・スタイリング・撮影/城二郎>

    城二郎さんに聞いてみました

    Q YouTuber への転身は、勇気が必要じゃなかったですか?

    A いえ、そんなことはまったくないですよ。自分にたりない部分、もっと高めたい部分が、料理動画に詰まっていたので。料理人の世界ってまだまだ封建的。料理研究家さんたちとはまた違ったジャンルで、かなりお堅いんですよ。

    「YouTubeなんぞ」って感覚がたぶんあると思うけど、僕の中ではそれってちょっとよくわかんなくて。やってみることに価値があるし、なにか自分にプラスになることがあると思うんです。

    店でお客さんに料理をふるまうだけじゃなく、自分から発信していろんな人に認知してもらうのも、ひとつまたおもしろいんじゃないかなと思って、YouTubeを始めました。 

    画像: 城二郎さんに聞いてみました

    Q 今後やっていきたいことは?

    A フードロスについてなにかやれないかと考えてます。チャンネルをいきなりそんなふうにはしないですけど(笑)。

    フランス料理には食材をムダにしないって考えが根づいていて、野菜の端材でだしをとったり、肉は骨や内臓も使ったりするんですよ。日本のムダを出さない知恵も学びたいですね。子どもや孫の時代に、たとえばホタテがないと悲しいから、サステナブル・シーフードにも興味があります。


    城二郎(じょうじろう)
    服部栄養専門学校卒業後、都内ホテルのレストランに就職。 その後フランスへ渡り、パリのミシュラン一つ星レストランにて修業。帰国後は都内のミシュラン二つ星レストランで研鑽を積み、パリで修業していたレストランの日本進出に伴い日本店副料理長に。4か月後、ミシュランガイドにて二つ星を獲得。 同グループ姉妹店開業の際、料理長就任。 さらに日本各地への多店舗展開を行う同グループの統括料理長として、全店舗の厨房指揮を任されるが 2021年3月に退職。著書に『二つ星フレンチ元料理長が教えるおうち格上げレシピ』(KADOKAWA)。



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