(『天然生活』2022年3月号掲載)
家でのびのびと過ごす時間が明日への元気をくれる
以前は最寄り駅まで徒歩数分という便利なマンション暮らしを送っていた菅野さん一家。
「車の運転をまったくしていなかったので、交通の便がよくない土地での暮らしに不安もありました」
そう話す妻の乃里子さんですが、時を経るほどに味わいの増す家具が似合う木の家と、そこから見る自然豊かな景色への思いが勝り、BESSの「G-LOG なつ」での新しい暮らしが始まりました。

菅野さん宅の家具のほとんどは、夫婦そろって独身のころから好きだったというアンティークやビンテージのもの。落ち着きのあるリビングダイニングで、家族みんなでくつろぎます
実際に生活してみると、交通量の少ない土地での運転は思いのほか快適で、いまでは時間があれば、山道をひとりでドライブするのが趣味なのだそう。そのほかにもさまざまな変化がありました。
「以前は休みの日には予定を立てて出かけるものだと思っていました。むだな出費も多いうえに、疲れてしまって。でもいまは家で梅干しや梅酒を仕込んだり、最近習い始めたチョークアートに没頭する時間が愛おしくて。リラックスして、しっかり休めているという実感があるんです」

寒くなれば薪ストーブが大活躍。今日は野菜たっぷりのポトフをコトコトと煮込みました。「今年の冬は薪割りに挑戦したいと思っています」と乃里子さん

キッチンボードとして使っているのは、イギリス製のビンテージのキャビネット。その上にはコーヒーメーカーやミルなど、愛用のコーヒーグッズが並びます

カフェに勤務する乃里子さんは、自宅でもていねいにコーヒーを淹れ、ひとり時間を満喫しているそう

梅酒やレモンの砂糖漬けをキッチンのカウンターに並べて。「BESSの家に暮らすようになって、手間をかける楽しさに目覚めました」

1階の乃里子さんの書斎。習い始めたばかりというチョークアートに没頭中
気候がいい日は2階のベランダ空間「NIDO(ニド)」で、近所の友人家族とバーベキューをすることも。乃里子さんは、人見知りだったのがうそのように、ご近所づきあいを満喫しています。
「周りにBESSの家が数軒並んでいるんです。引っ越してすぐに声をかけてくれて、ごはんを食べたり、おしゃべりしたり。まるで親戚のような安心感があります」
夕方になると、1階のデッキにいつの間にか近所の子どもたちが集まって遊んでいます。そんな自由な環境のなかで、ふたりのお子さんものびのびと育っていると感じているそう。
「今後は2階にプロジェクターとバーカウンターを設えて、ミニバーシアターをつくりたい」と夫の将志さん。引っ越して2度目の冬を迎え、木の家での楽しみがどんどんふくらんでいるようです。

イタリア語で“巣”を意味する「NIDO」は、広い軒と格子に包まれた空間。家族みんなのお気に入りスペースです。「山の景色を望みながら、コーヒーを楽しむ時間が幸せ」

お気に入りのネストテーブルもイギリス製のビンテージ。持ち運びがしやすいので、NIDOで使うにも重宝

リビングから続くデッキは日当たり抜群。窓ガラスをキャンバスに見立て、水で消せるクレヨンでお絵かきをするのがブーム

玄関のディスプレイコーナー。家族全員の似顔絵の隣には、BESSの家が建ち並ぶ菅野さん宅周辺のイメージイラストが
BESSの木の家「G-LOG なつ」

落ち着いたオレンジ色の外観が周囲の豊かな自然に映える「G-LOGなつ」。四季とともに暮らす感性を大切にした日本ならではの木の家です。
開放感あふれる空間をつくり出す楽しげな三角屋根に、心地いい空気が流れ込む大きな掃き出し窓。家族との団らんも、ひとり穏やかに過ごす時間も宝物になります
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全国に40カ所あるBESSの単独展示場「LOGWAY」では、BESSの提案する木の家での暮らしをゆったり体験いただけます。
https://www.bess.jp/logway/
実際のBESSユーザーの暮らしを紹介する「クラシガエ・オンライン」も毎月開催中。
https://kurashigae.bess.jp/
〈撮影/林 紘輝 取材・文/村山京子〉
提供/BESS
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです