• お笑いコンビ、たんぽぽの白鳥久美子さんは、おばあちゃんっ子だったこともあり、「ばあちゃん仕事」に憧れ、愛してやみません。今日も、手を動かして、暮らしを作る。白鳥さん流の「楽しい小さな暮らし」をご紹介します。今回は、お正月太り解消のために、ロースイーツづくりを思い立ちます

    私、ロースイーツを食べる女になる。

    お正月のお餅が残っていたので残さず食べていたら、なぜでしょう。太りました。そりゃそうか。

    お餅ってほんとうに美味しいですよね。あんこや、きな粉みたいな甘い味にも合うし、お雑煮や磯辺焼きのしょっぱい味にも合うし、なんなら交互に食べちゃったりして。無限の可能性を秘めています。

    よし、もういっちょ可能性を探ってみよう。こら! それが太る原因よ。いよいよダイエットを始めなくてはいけません。

    ところが、お餅の可能性を熱心に探っていたおかげで、甘いものがどうしてもやめられません。しかも最近は、バレンタイン特集とやらで、美味しそうなチョコレートを色々な所で目にするではありませんか。限定品という、今しか食べられないものまで。なら、今こそ食べるべきかしら。などなど、誘惑の嵐が吹き荒れています。

    お砂糖を使ってない甘いものならいいというルールにして、干し柿とか干し芋を食べることにしました。昔から干し柿も干し芋も大好きです。

    画像1: 私、ロースイーツを食べる女になる。

    カチカチに干し固まって白くなったものが一番好きで、美味しい美味しいと毎日食べていたら、あらやだ、チョコレートが食べたくて仕方ありません。はい。飽きちゃったんです。

    そこで思い出しました。ロケで漢方鍋を食べた時にデザートにロースイーツというものを出していただいたことを。

    ロースイーツとは白砂糖、小麦粉、卵、生クリームを使用せずに、ハチミツとかナッツを使ってつくる低カロリーのスイーツのこと。加熱しないでつくるのも特徴なんだそうです。ロケでいただいたのが、甘酒と完熟柿を混ぜたジュレのようなもので、自然な甘さで美味しかったのと、それで甘いもの食べたい欲が満たされたんですね。

    そこで私はロースイーツをつくることにしました。チョコっぽいものをつくろう。

    火を使わないってことはすごく簡単にできるはずです。私は家にあったバナナ、アボカド、ココアパウダー、ココナッツパウダー、ハチミツを適当に入れて混ぜて潰して、チョコムース的なロースイーツをつくりました。

    画像2: 私、ロースイーツを食べる女になる。

    仕上がりは、泥団子かな? と、心配になる見た目です。混ぜただけって、それこそ泥団子と同じつくり方じゃないか…… これ、本当に大丈夫……?

    見た目はしょうがないとして、気になるのはその味です。恐る恐る食べてみると、なんとまぁ! 美味しい。ちゃんとチョコムースです! バナナとアボカドのねっとり感がチョコっぽい。甘みもバナナでいい感じです。思った以上にちゃんとチョコムースで驚きました。なんてったって、見た目は泥でしたからね。

    今回はマッシャーで潰してスプーンで混ぜただけでしたが、フードプロセッサーとか、ハンドミキサーで混ぜた方が、滑らかでキレイな仕上がりになりそうです。なんか希望が見えてきました。

    画像3: 私、ロースイーツを食べる女になる。

    よし、私はこれからロースイーツを食べる女性になる。そう決意しました。

    ふふふ。私って意識高い系じゃありません? ニヤニヤしながら、お腹のお肉をつまんでいるのです。



    画像4: 私、ロースイーツを食べる女になる。

    白鳥久美子(しらとり・くみこ)
    1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。



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