• お笑いコンビ、たんぽぽの白鳥久美子さんは、おばあちゃんっ子だったこともあり、「ばあちゃん仕事」に憧れ、愛してやみません。今日も、手を動かして、暮らしをつくる。白鳥さん流の「楽しい小さな暮らし」をご紹介します。最近になって、ストレスだった料理が気持ちよくなってきたことに気づいた白鳥さん。

    楽しい。今度はでっかいのをつくってみよう

    ドドドと料理をつくると、ストレス発散になるということはありませんか? 以前は、料理が得意じゃないというのもあって、料理をすること自体がストレスになっていたんです。でもここ最近は、格段に料理がうまくなっているわけでもないのに、料理をドドドとつくるとスカッとするようなのです。

    画像1: 楽しい。今度はでっかいのをつくってみよう

    そんな手の込んだものはつくれないのですが、「私は給食のおばちゃんよ。」と、そんなつもりになると楽しい。2時間で5品がノルマ。なんて負荷をかけると、より一層給食のおばちゃんらしくていいのです。

    先日、仕事で帰りが夜になることが続いて、夫と私用に3日間分の料理をドドドとつくりました。仕事のせいで、と思うと途中で嫌になりそうだったので、今回は「高校野球部の寮母さん」という設定で、2時間で6品を目指しました。

    相手は高校生の野球部員ですから、お肉は必須。そして味にパンチのあるものがいいと思い肉団子を。バランスよく野菜も食べてほしい。ブロッコリーとスナップエンドウを茹でました。

    運動した身体には酸っぱいものが沁みますよね。と思い、わかめときゅうりとちくわの酢の物。そしてもう一品。味の濃いゴハンが進むおかずを、きんぴらで。まだまだつくるぞ、ポテトサラダ。だってカレーをつくるからね。というところで時間切れになりました。

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    もう少しでカレーまで行けそうだったのに、カレーの材料を切り終わったところでタイムオーバー。本当の寮母さんならもっと上手くできたのかもしれない。もっと練習しなきゃと、高校球児ばりに悔しさを噛み締めました。

    そこで思ったのですが、なんでも大量っていうのは楽しいのかもしれませんね。コロナ前はお祭りなどのイベントで、大鍋で大量のちゃんこ鍋をつくったり、大量のチャーハンをつくったりするのがありましたよね。あれって大量ってだけなのに、なんであんなに楽しいのでしょう。

    昔テレビでは、巨大なペヤングソース焼きそばをつくるっていうのがあって、あれは観ていてすごく笑ったし、すごくワクワクしたのを覚えています。

    誰が言ったのか忘れてしまいましたが、「料理っていうのは、どんな人にとっても一番身近なクリエイティブな作業。」らしいです。

    何かステキなモノをゼロからつくり上げてみたいという欲望はあるものの、芸術的なセンスのない私にとっては、目から鱗の言葉でした。私、料理してる。毎日ゼロからつくり上げてる。知らずにクリエイティブしていたとは!

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    目覚めた私のクリエイティブ値をさらに上げるために、「大量、莫大」という選択肢はアリな気がしてきました。

    よし。次はアメリカのバースデーケーキみたいな、でっかい派手派手なケーキをつくってみよう。ということで、海外の料理番組を観はじめた私なのでした。



    画像4: 楽しい。今度はでっかいのをつくってみよう

    白鳥久美子(しらとり・くみこ)
    1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。



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