今月の表紙は、お菓子研究家の本間節子さんがつくる「カップケーキ」。新緑の季節にぴったりの、鮮やかな緑が映える、抹茶のお菓子です。
本間節子さんの「カップケーキ」
今回は、新茶のおいしい時季にいただきたい、抹茶を使ったお菓子のレシピを教えていただきます。
表紙の一枚でもある「カップケーキ」は、抹茶とクリームチーズの組み合わせが絶妙です。「実は、抹茶とチーズって相性がいいんです」と教えてくれた本間節子さん。抹茶のほろ苦さとクリームチーズの濃厚なコクがよく合います。
同様に、柑橘類とも好相性なのだとか。
「今回のカップケーキには、クリームチーズをごろりと埋め込みましたが、チーズの代わりに、レモンの薄切りをのせてもいいですね」
そして、焼き菓子だけでなく、冷たいお菓子に抹茶を使うのもおすすめなのだそう。
今回は、ババロア、ゼリー、アイス、ティラミスなど、冷たいお菓子のつくり方が満載です。
これからの季節にぴったりなので、ぜひ、つくってみてください。
写真は試食時の一コマ。
テーブルが緑でいっぱいになり、なんともさわやかでした。
カメラマンの公文美和さん、スタイリストの久保原惠理さん、そして、レシピを教えていただいた本間節子さんに感謝を込めて。
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本間節子(ほんま・せつこ)
お菓子研究家。自宅で少人数制のお菓子教室「atelier h」を主宰。ほか、雑誌や書籍でのレシピ提供やイベントなどで活躍中。著書に『やわらかとろける いとしのゼリー』(主婦の友社)など。https://atelierh.jp/
※ 本間節子さんの記事「涼やかに、抹茶のお菓子」は、『天然生活』2022年6月号、P.4~10に掲載されています