• お笑いコンビ、たんぽぽの白鳥久美子さんは、おばあちゃんっ子だったこともあり、「ばあちゃん仕事」に憧れ、愛してやみません。今日も、手を動かして、暮らしをつくる。白鳥さん流の「楽しい小さな暮らし」をご紹介します。このところ続く悲しいニュースに、心を痛める白鳥さん。

    私たちのたどり着く場所が、明るい場所でありますように

    悲しいニュースが流れることが多くて、どこにも出口がないような閉塞感を感じる日々が続いていました。もしかしたら、みんなそうだったかもしれませんね。

    これだという確実な方法はないけれど、テレビを消すこと、ニュースから離れること、誰かといること、1人になること、言葉にすること、しないこと。全て必要だなと思いました。

    その中でも毎日の営みをいつもどおりに繰り返すことは、メンタルの回復に役立つなぁと感じていました。ご飯をつくること、掃除機をかけること、洗濯すること、お風呂に入って寝ること。仕事に行くこと。

    重い心と身体を持ち上げて、どっこいしょと動いているうちに、身体が少しずつ持ち直してくる。衝撃を受けて傷ついた心が、しなやかに立ち上がってくる。そんな感覚を味わっていました。

    高校時代のお友達と会う約束があって、ゴハンをつくって待ってくれているというので、私も副菜をちょっと持っていくことにしました。

    マカロニポテトサラダと、砂肝ときゅうりのピリ辛和えをつくりました。ピリ辛和えをつくりました、なんて言っていますが、味付けは市販のドレッシングをかけただけです。

    画像1: 私たちのたどり着く場所が、明るい場所でありますように

    実はこのドレッシング、以前プロレスラーの伊藤薫さんに教えてもらった物で、すごい美味しいんです。

    茹でたもやしにかけてもいいし、スライスした玉ねぎにかけてもいい。お酒のおつまみにも、おかずにも合う味付けなんで、チャチャっと一品増やしたい時におすすめです。カルディーで買えますよ。

    そんな簡単な料理を持って行っただけなのに、友人たちは「ああ、人のつくる料理って美味しい。」と言って食べてくれて、嬉しかったです。

    画像2: 私たちのたどり着く場所が、明るい場所でありますように

    みんな家庭を持ってお母さんになって、料理はつくってもらうものじゃなくて、つくる側になったからの発言だなぁと、しみじみしてしまいました。

    「分かる。自分の料理って味付けとかもう分かってるし、飽きるよね。」なんて話を私もしながら、友人が用意してくれていたルーロー飯をいただきました。

    改めて、「人がつくってくれた料理って美味しい!」です。

    お米がインド米ってのも、自分じゃ、こうはいかないよなと思い、嬉しかったです。写真を撮るのを忘れるほど夢中で食べてしまいました。

    あれやこれや話して、子どもと遊んで、そういえばこの3人で一緒にルームシェアしてたんだよね。なんて昔話もして。部屋汚かったなぁとか、あのお菓子ばっかり食べてたとか、そんな思い出話で笑って。

    自分たちの今の姿を、あの頃は想像もできなかったけれど、今日も明日も明後日も、日々を重ねていくうちに、また思いもしなかった場所にたどり着くんだろうなぁ。

    そこが明るい場所だといいなぁ。と、そんなことを思いました。

    画像3: 私たちのたどり着く場所が、明るい場所でありますように


    画像4: 私たちのたどり着く場所が、明るい場所でありますように

    白鳥久美子(しらとり・くみこ)
    1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。



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