• かわいくて集めたり、ついつい買ってしまう、タグや、ラベル、シール。東京・世田谷の雑貨店「stock」店主のオギハラナミさんに、その楽しみ方を教えていただきました。
    (『暮らしの図鑑 紙もの』より)

    おすそ分けラッピングやコラージュ作品に使ってみる

    画像1: おすそ分けラッピングやコラージュ作品に使ってみる

    「小さな頃からシールや紙ものを 集めるような子どもでした」と話すオギハラさんは、雑貨店 stock の店主。

    世田谷にあるお店には、国内外でオギハラさんのお眼鏡にかなった紙ものやラッピング資材、雑貨などが所狭しと並びます。

    画像: 経堂にあるstock店内。オギハラさんによるラッピング作品も多数飾られている。紙好きにはたまらない濃密空間!

    経堂にあるstock店内。オギハラさんによるラッピング作品も多数飾られている。紙好きにはたまらない濃密空間!

    紙もの好きにとってはたまらない空間ですが、ついつい買いすぎてしまうのはどうしたらいいのでしょうか……?

    「紙ものは買ったらコレクションして使わない人と、どんどん使っていく人と両極端に分かれると思います。かわいいから使えない! と引き出しに入れたり出したりして眺めて、というのを楽しむタイプの人。もう一方の使う人は、お菓子など食品のおすそ分けラッピングに紙ものを使っている方が多いですね。人にプレゼントして、ラッピングもかわいいと喜ばれてまた買い足したり」

    画像2: おすそ分けラッピングやコラージュ作品に使ってみる

    オギハラさん流、ラッピングのアイデア

    オギハラさんは、マスキングテープやタグ、シールなどを使った、キッチュでかわいいラッピングアイデアをたくさん提案しています。

    画像: アップルバッグと呼ばれるアメリカの紙袋に、マスキングテープを貼ってアレンジ。シンプルな紙袋もテープを貼るだけで簡単かわいい!好きな柄、好きな色合いだけを選んで組み合わせてみて。ドット、ストライプの「柄×柄」合わせもおしゃれ。太い幅のマスキングテープはお役立ち

    アップルバッグと呼ばれるアメリカの紙袋に、マスキングテープを貼ってアレンジ。シンプルな紙袋もテープを貼るだけで簡単かわいい!好きな柄、好きな色合いだけを選んで組み合わせてみて。ドット、ストライプの「柄×柄」合わせもおしゃれ。太い幅のマスキングテープはお役立ち

    画像: キッチュな色合いのタイの薄紙は「現地で雑貨屋をやっていた知り合いがタイで見つけた薄紙を、タイの製本屋にみずから持ち込んで綴じてもらったもの」。小物を包んでもかわいい。ここ数年は海外に仕入れに行けないのが悩みなのだとか

    キッチュな色合いのタイの薄紙は「現地で雑貨屋をやっていた知り合いがタイで見つけた薄紙を、タイの製本屋にみずから持ち込んで綴じてもらったもの」。小物を包んでもかわいい。ここ数年は海外に仕入れに行けないのが悩みなのだとか

    画像: リボンは幅広のつるつるした布よりも、蝋引きされたワックスコードが初心者向き。コシがあるので結ぶだけで形が保たれる。仕上げに果物用のシールを貼って完成。レトロな雰囲気のシールは実際に果物に貼られているもので、オギハラさんが仕入先を探し出してきたもの。とってもキュート!

    リボンは幅広のつるつるした布よりも、蝋引きされたワックスコードが初心者向き。コシがあるので結ぶだけで形が保たれる。仕上げに果物用のシールを貼って完成。レトロな雰囲気のシールは実際に果物に貼られているもので、オギハラさんが仕入先を探し出してきたもの。とってもキュート!

    画像: 「包装紙を使ってきっちり包むのは実は苦手」とオギハラさん。昔からあるラッピングは敷居が高くても、ざっくり包むだけでかわいいやり方も。ここでは紙袋にモノを入れて、口を折り曲げた部分にヒモを通して巾着風に。そこにフルーツのラベルに穴を開けたものを通すだけでかわいい仕上がり。手持ちのラベルでお試しを

    「包装紙を使ってきっちり包むのは実は苦手」とオギハラさん。昔からあるラッピングは敷居が高くても、ざっくり包むだけでかわいいやり方も。ここでは紙袋にモノを入れて、口を折り曲げた部分にヒモを通して巾着風に。そこにフルーツのラベルに穴を開けたものを通すだけでかわいい仕上がり。手持ちのラベルでお試しを

    画像: なかなか日本では見かけない、カラフルなネットはタイのもの。お菓子の箱を入れて結んだら、こちらも巨峰のラベルを組み合わせて

    なかなか日本では見かけない、カラフルなネットはタイのもの。お菓子の箱を入れて結んだら、こちらも巨峰のラベルを組み合わせて

    たまった紙ものを使いたいけど、どう使ったらいいの? という人は、ぜひアイデアを真似てみて。

    コラージュでカレンダーを制作

    そしてラッピングともうひとつ、紙ものが活躍するのがコラージュです。オギハラさんはカモ井加工紙さんとのコラボプロジェクトを手掛けるなど、コラージュ作家としても活躍中。

    画像: オギハラさんがコラージュ作品を使って、2008年から毎年作り続けているカレンダー。使い終わったらカードとして使ったり、タグにしてラッピングに使う人もいるのだとか

    オギハラさんがコラージュ作品を使って、2008年から毎年作り続けているカレンダー。使い終わったらカードとして使ったり、タグにしてラッピングに使う人もいるのだとか

    画像: ラッピングにコラージュ要素を加えてみても。黄色のタグには外国の切手を貼り付けてワンポイントに

    ラッピングにコラージュ要素を加えてみても。黄色のタグには外国の切手を貼り付けてワンポイントに

    画像: アジアンな雰囲気のカラフルなビニール袋は実は日本製。口をワックスコードで縛り、タグを組み合わせるだけ

    アジアンな雰囲気のカラフルなビニール袋は実は日本製。口をワックスコードで縛り、タグを組み合わせるだけ

    みなさんもかわいい紙ものでオリジナル作品を作ってみては。

    本記事は『暮らしの図鑑 紙もの』(翔泳社)からの抜粋です

    <撮影/安井真喜子 監修/高木芳紀>


    オギハラナミ

    コラージュ作家。経堂すずらん通りにある雑貨店stock店主でもある。キッチュでパンチの効いた国内外の雑貨や文具、ラッピング素材などを集め販売している。著書に『雑貨&フード ラッピングブック』(誠文堂新光社)、『ラッピングアイデアブック』(朝日新聞出版 )など。

    インスタグラム:@stock_namiogihara
    ツイッター:@ogiharanami

    高木芳紀

    1971年名古屋生まれ。世の中にない新しいノートを創出するノートプランナー。商社勤務の後、渋谷の老舗文具店つばめやに転職、通販部門を中心に担当。2017年に名入れノベルティ事業を継承、ノウト(ノベルティ研究所 )を設立。文具ノベルティグッズの企画販売および文具雑貨のメーカーとして活動中。クラウドファンディングを活用し、各方面とコラボしながら文具を製品化する手法で、クリエイター Mozu 氏の錯視トリックノート「NOUTO」、万年筆にも相性の良いジャーナルノート、ノンブルノート「N」などを発売。ライフワークとして 2012年より文具祭り・文具朝活会を主催。文具系ワークショップのフェス、WorkShopHoliday などイベントを多数開催している。扶桑社『文房具屋さん大賞』審査委員長。

    インスタグラム:@nouto_co
    ツイッター:@novelty_lab

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    『暮らしの図鑑 紙もの 集めて、使って、愛して 12人の楽しみ方×かわいい紙もの120×基礎知識』(翔泳社)|amazon.co.jp

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