(『天然生活』2021年6月号掲載)
牧田敬子さんの冷蔵庫整理の工夫
買い物は2~3日で食べ切れる分だけ
整理の工夫1
買う野菜は体積を目安に考える
野菜を買うときは、野菜室に入るだけ。たとえばキャベツや大根など大きな野菜を選んだら、いも類やきのこなど小さな野菜と合わせて3〜4種類を買い、使いまわします。
丸くて転がりやすい野菜や土が落ちやすい根菜類は、トレイに入れ、野菜室の汚れを防止。余り野菜は漬物にして、むだにすることなく使い切ります。
![画像: 皮が落ちやすいにんにく、転がりやすいしょうがは小さな容器に](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/08/03/afe8bcaf8b15442c04b10aa8c13c6fa3b7d22ab7.jpg)
皮が落ちやすいにんにく、転がりやすいしょうがは小さな容器に
![画像: 大根やキャベツなどの余り野菜は酢、しょうゆ、昆布を合わせた調味液に漬けるのが定番](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/08/03/19130abbfb2eed7178c562312f35f2820b164d7d_xlarge.jpg)
大根やキャベツなどの余り野菜は酢、しょうゆ、昆布を合わせた調味液に漬けるのが定番
整理の工夫2
目が届きにくいチルド室には保存食を
牧田さんが冷蔵庫の使い方で唯一試行錯誤したのが、引き出し式のチルド室。以前は生鮮食品やハムなどを入れていたものの、奥が見えづらく使い忘れてしまうことがあったそう。
肉や魚も2〜3日で使い切るため冷蔵室の棚に置くようにし、チルド室は箸休めコーナーとして保存食を収納するようにしたところ、問題解決。
![画像: 20年以上使っている保存びんがチルド室の高さにぴったり。しょうがの甘酢漬けや、山椒のしょうゆ漬けなどの自家製だけでなく、市販品もびんに入れて](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/08/03/2912ac39e5d93d210c37b211045073167c986174.jpg)
20年以上使っている保存びんがチルド室の高さにぴったり。しょうがの甘酢漬けや、山椒のしょうゆ漬けなどの自家製だけでなく、市販品もびんに入れて
整理の工夫3
量り売りや1個売りで食材を使い切る
冷蔵室の上から2段目が、通常ならチルド室へ入れるような生鮮食品の置き場。
夫婦の1食分で、お肉300g程度、魚ふた切れ、豆腐1丁など、その都度、食べ切れる量だけを買うようにしています。
おつまみとしてそのまま食べるのも好きだというちりめんも、乾物屋さんで量り売りのものを購入し、鮮度を保ったまま使い切ります。
![画像: パック入りのお肉を買うときも、表示されたグラム数を確認して、食べ切れる量が入ったものを購入し、食品ロスが出ないようにしている](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/08/03/aea04aa00032d8b7f12dba4d9abb07786f75ad53_xlarge.jpg)
パック入りのお肉を買うときも、表示されたグラム数を確認して、食べ切れる量が入ったものを購入し、食品ロスが出ないようにしている
冷蔵庫整理に便利なアイテム
アルカリ電解水
冷蔵庫の掃除に活躍しているのが、アルカリ電解水。
「水ぶきは雑菌が発生すると聞きますし、食品を入れるところなので、洗剤を使わなくても汚れが落ちるこちらを使っています」。
汚れに気がついたときにスプレーし、びわこふきんでマメにふいている。
![画像: アルカリ電解水](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/08/03/2e8323323018fb03c24770e079249c08b4e7bd47.jpg)
愛用の冷蔵庫
![画像: 結婚してからずっと食を支えている冷蔵庫](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/08/03/8a824ee8d7eb44bfa3290206dd1ad82046dce712.jpg)
結婚してからずっと食を支えている冷蔵庫
メーカー:ナショナル
購入時期:2001年
サイズ:高さ179.8×幅67.5×奥行き66.9cm
容量:458L
家族構成:2人(夫、自分)
買い物の頻度:2〜3日に1回程度
〈撮影/山川修一 取材・文/長谷川未緒〉
![画像: 愛用の冷蔵庫](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/08/03/923781000f15e66937009d7819de577dbea1ae23.jpg)
牧田敬子(まきた・いつこ)
料理研究家。食材本来の持ち味を生かした、シンプルで健康的なレシピに定評がある。『主人が痩せた! ノンオイルサラダと、野菜のかさ増しで』(文化出版局)など著書多数。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです