• お笑いコンビ、たんぽぽの白鳥久美子さんは、おばあちゃんっ子だったこともあり、「ばあちゃん仕事」に憧れ、愛してやみません。今日も、手を動かして、暮らしをつくる。白鳥さん流の「楽しい小さな暮らし」をご紹介します。今回は、十五夜を過ぎ、栗ご飯で秋の気分を満喫する白鳥さん。

    食欲の秋。栗をたくさん拾いました

    秋ですね。と言いたいけれど、まだまだ暑い。東京です。

    十五夜の日、「お月さまがでっかいよ!」と、友人から連絡が来て、慌ててベランダから月をのぞいたり、お月見にかこつけてお団子を食べたりと、秋っぽいことをしてみましたが、暑さは変わらず。

    このままでは秋を感じないで冬になりそうではありませんか。これはいけない。

    芸術の秋、読書の秋、食欲の秋、八代亜紀。(最後のは言わずにいられなかったのかとお思いの皆さん、申し訳ない。言わないと損した気持ちになる悲しい性。)

    ここはあえて1つずつ消化していこうと決めました。まずは八代……いえ、食欲の秋です。

    先日、ロケで埼玉に行かせていただきました。森を散策したのですが、キノコを見つけたり、樹木について教えていただいたりと、楽しい体験でした。

    小学生の頃は、こんな所でよく遊んでいたなぁと懐かしくなりました。落ち葉の道、蜘蛛の巣、陽だまり。いろんな発見があって森が大好きでした。

    すると、ガイドの方が「ここに栗がたくさん落ちてますよ。」と教えてくれました。

    イガに包まれたピカピカの茶色い栗が、そこらじゅうに落ちているのです。拾っていいとのことで、夢中になって集めました。

    画像1: 食欲の秋。栗をたくさん拾いました

    これまた懐かしい思い出。小学生の頃は栗を見つけると足でイガを広げて、イガに触れないように手で、トングがあればトングで栗を拾って遊んでいたのです。

    それを持って帰ると、ばあちゃんが「もっと拾ってこれたべ!」なんて言いながらもニコニコ喜んでくれました。子どもにとっては遊びの1つですが、お家にとっては、ありがたい晩ごはんの一品です。

    ロケが終わるとそのままいただいて帰って、家で栗ご飯をつくることにしました。

    栗は剥くのが面倒ですよね。

    以前もそんなことをこちらに書かせていただきましたが、私はこういう作業が好きなんです。ところがどっこい、保育園に行っている娘のお迎えの時間が迫っていた私は、以前と変わってしまいました。

    全然進まない栗の皮剥きの面倒臭さたるや、疲れている時のお風呂の如し。もうやめたい、なんで拾ってきてしまったんだ……と激しく後悔するハメに。そこでキレイに剥くのは諦めて、なんとなく剥けた栗を炊飯器にポンしました。

    ところがなんということでしょう。お釜を開けて、おもわず「わぁ……」と声を上げてしまいました。渋皮が少し残っている栗、そのせいで、お米がほんのりピンクに色付いている感じ。これぞまさに、ばあちゃんがつくってくれた栗ご飯じゃないか。

    画像2: 食欲の秋。栗をたくさん拾いました

    お店のキレイな栗ご飯とは違いますが、これはこれで田舎の栗ご飯って感じで、懐かしく、そしてとっても美味しかったです。

    栗ご飯で食欲の秋はクリアしたので、次は何にしようかと考え中です。やっぱりここは……

    もう一回、食欲の秋ですかね。

    画像3: 食欲の秋。栗をたくさん拾いました


    画像4: 食欲の秋。栗をたくさん拾いました

    白鳥久美子(しらとり・くみこ)
    1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。



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