洋服の衣替えはしません。その代わりに……
季節が秋から冬に変わりつつありますね。今年の冬はどうやら寒さが厳しいとか?
みなさんは季節が変わるごとに『衣替え』をしているのかしら?
わたしは、むかし母がやっていたようないわゆるザ・衣替えはしません。
風通しがいいようにオールシーズンの洋服をすべてラックにかけているからです。
常に全体を見渡せて『あ、こんな服持っていたな。忘れてたー』とならずとてもいいです。(その量は膨大だけどね)
ウォークインクローゼットも一応ありますが、ウォークできないノーウォークインクローゼットになっちゃっています。なのでここにはスーツケースなどを収納。
私にとっての『衣替え』は、これから出番の服をかけているラックと、もうしばらく着ないであろうシーズンオフの服をかけているラックの位置を入れ替えるだけ。
それで、お・し・ま・い。楽チン。
でもね、服の衣替えはしなくても、香りとネイルの色の衣替え(衣替えとは言わないかな?)はします。服の素材、質感、色が季節によって変わりますよね。気分も。
当然それに合うネイルの色も変わります。季節が夏から秋に変わるならちょっとアンニュイな色に、枯れた色に指先をしたい。シーズンごとに発売される新色もとっても楽しみにしています。
季節によって、香り替え
そして、ネイルより早く季節の移り変わりとともに変えるのが纏う『香り』です。
今年の夏、ほぼ毎日シュッとしていた「ASTIER de VILLATTE」の「SPLASH」は、オレンジピールとベルガモットとグレープフルーツの爽やかさに黒胡椒やクミンなどスパイシーなノートがピリッときいていて、何人からも「かおりさんの香りはどちらのですか?」と聞かれました。
香りを褒められるのって嬉しいですよね。
そんな大好きだった爽やかな香りも今の空の色と気分に合わなくなってきました。そう感じた時が香りを変えるタイミングだと思います。
夏の爽やかな感じからちょっとこっくりとした香りに『香り替え』。
冬は精油(エッセンシャルオイル)を香りとして使うのもおすすめです。
香りはお守りにもなる
いろいろ試してたどり着いた「SHIGETA」のブレンドエッセンシャルオイルがここ数年のお気に入り。
それぞれのオイルに効用があるのでお店の方とお話ししながら今の自分の体調や気分に合ったものを選びます。
それをお守りのように持ち歩いています。
気分を衣替えするスイッチに
といった具合に、季節の移り変わりとともにネイルの色や纏う香りを変えるのは、気分も変わるしとてもおすすめ。
だって楽しいじゃない、香りを選ぶ時間から。ねっ。
わたしは部屋で灯すキャンドルやお香も季節で変えていますよ。
読んでくださってありがとー!
桜井かおり(さくらい・かおり)
文筆家。大手損害保険会社のOLを経て、東京・代官山「クリスマスカンパニー」にアルバイトとして勤務。その後、系列店のテディベア専門店「CUDDLYBROWN」で店長を務める。2001年3月、東京・松陰神社前で「カフェロッタ」をオープン。心のこもった接客に、全国からお客様が足を運び、お客様から相談やお手紙をもらうことも多かったそう。「カフェロッタ」は2021年9月末に建物老朽化のため、惜しまれつつ閉店。いまは、文筆業や、買い付けなどを行う。著書に『カフェロッタのことと、わたしのこと』(旭屋出版)がある。2冊目の著書『愛してやまないカフェロッタのことと、わたしのこと』(旭屋出版)が好評発売中。
インスタグラム:@kaorilotta
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