(『天然生活』2023年3月号掲載)
マキさんが「G-LOG なつ」を訪ねました
家族それぞれが好きなときに好きな場所で、好きなように過ごせるのがいいな
2階へ続く階段をのぼると、オープンなロフトスペース。三角屋根の天窓からは、日の光が優しく降り注いでいます。BESSの「G-LOG なつ」を訪れたのは、シンプルライフ研究家のマキさん。物を減らし、家事の負担を減らして行きつく心地いい暮らしは、多くの人に支持されています。
「家全体は開放的ですが、ロフトの小上がりスペースや、広い軒下のような『NIDO(ニド)』、コーナーに置かれたラウンジチェアなど、随所に小さな居場所がありますよね。家族それぞれが好きなときに好きな場所で、好きなように過ごせるのがいいな、と思います」
スマートフォンやタブレットで動画やSNSを楽しむといったように、家での過ごし方が多様になった現代。新型コロナウイルスの流行でリモートワークが進み、その傾向はますます顕著に。
リビング・ダイニングに集うか、個室にこもるかの二択ではなく、家族がお互いの気配を感じながら自由に居場所をつくれる環境が必要、とマキさんは考えているそう。
私にとってのポイントは気持ちのいい自然光が入るかどうか
窓からの借景も大切な住まいの要素です。2児のお母さんでもあるマキさん。「季節ごとに咲く花や変化する葉の色、葉が落ちたときに窓から入る光、天窓から見える夜空や雨の日の空の色……。この家に住めば、ちょっとした自然の変化が子どもたちとの会話のきっかけになって、発想や興味も広がります」。
自分にとって大切なことは何かを知っているマキさんは、住まいに求めることも明快です。
「物が少ないので収納はたくさんは必要ないし、キッチンにこだわりもありません。私にとって一番のポイントは気持ちのいい自然光が入るかどうか。家事を効率的にして得た時間を、その光の下でどう過ごすかに関心があります」
子育てに仕事にとあわただしいいまはその充実感を味わいつくし、子どもが巣立った50歳からの30年は家に手をかけることを心から楽しむ時間に――。
薪ストーブの炎を眺めながら、ライフステージとともに変わる家とのつきあい方に思いを馳せるマキさんでした。
つながりを感じながら家族それぞれが自然体でくつろげる
ずっといたくなるセカンドリビング
お気に入りの居場所をつくり出す楽しみ
吹き抜けで家全体がひとつの空間に
火の表情を眺めてリラックス
まき
シンプルライフ研究家。ブログ「エコナセイカツ」で不要なものは持たない、不要な家事はしないシンプルな暮らしを提案。講演やモデルハウスプロデュースなど幅広く活躍。近著に『笑う家事には福来る』(主婦の友社)がある。
BESSの木の家「G-LOG なつ」
四季とともに暮らす感性を大切にした日本ならではの木の家。三角屋根の下、天窓から光が差し込む開放感あふれる空間が広がり、大きな掃き出し窓から心地よい空中ベランダにつながります。家族が集うダイニングに好きな色を選べる、期間限定特別モデルも3月末まで発売中です。
https://www.bess.jp/g-log_natsu/
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全国に約40カ所あるBESSの単独展示場「LOGWAY」では、BESSの提案する木の家での暮らしをゆったり体験いただけます。公園のようにどなたでも気軽に来て、予約不要で営業の付き添いもなく、自由に見学・体験できます。冬は薪ストーブの前で、ゆっくり過ごすのがおすすめです。
https://www.bess.jp/logway/
TEL.03-3462-7000
提供/BESS
〈写真/飯貝拓司 取材・文/村山京子〉
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです