(別冊天然生活『大人の悩みにこたえるおしゃれ』より)
いつもどおりの体調なのに、元気がないと言われます
いつもの体調、普段通りのお化粧なのに、まわりから「元気がなさそう?」「大丈夫?」と声を掛けられる……。年を重ねると、そんな経験をする人も多いはず。「これが加齢によるくすみ?」と悲しくなることも。でもそういう時こそ、色や柄の力を借りたいもの。
提案① レフ板効果のある白を取り入れて
明るさや透明感などを演出するには、やはり白は強い味方です。レフ板とは、写真撮影をするときに被写体の前に置いて、光を反射させる白い板のこと。白い服はこのレフ板と同じく、着た人の印象をパッと明るく見せる効果があります。トップスだと顔との落差が出やすいので、まずはボトムから取り入れてみるのがおすすめです。
提案② ボーダーやチェック柄で、元気に
「元気がない」と思われるのは、顔まわりの輪郭がぼやけてきたというのも理由かもしれません。それには「柄」でメリハリをつけるのもひとつの手。直線の組み合わせでできているボーダーやチェックは、背筋が伸びるようなメリハリが自然に生まれます。若々しいブルー系が特におすすめです。
提案③ グレー系かクリーム系のやさしい白を
白は使える一方で、漂白したような真っ白だと、肌色との落差が目立つケースも。
トップスで合わせる時は、やさしげな印象になるグレイッシュな白、クリームがかった白など、自分の肌トーンと相性のいい色味を吟味して。年齢とともに「自分の味方になる白」を見つけていきたいものですね。
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天然生活のインスタグラムで紹介動画を公開中
別冊天然生活『大人の悩みにこたえるおしゃれ』出版記念インスタライブ[前編]
別冊天然生活『大人の悩みにこたえるおしゃれ』出版記念インスタライブ[後編]
天然生活のインスタグラム@tennenseikatsuで、板倉直子さんとのインスタライブの動画をお楽しみいただけます。
サイズ選びやコーディネートの参考に、ぜひご覧ください。
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〈撮影/山川修一、取材・文/田中のり子〉
板倉 直子(いたくら・なおこ)
島根・松江のセレクトショップ「Daja」ディレクター。女性らしく、美しい服選びには定評がある。「天然生活オンラインショップ」で企画するオリジナルアイテムが人気を博し、全国にファンも多い。著書に『頑張らないおしゃれ』『明日、ちょっといい私に出会えたら「Daja」ディレクターのおしゃれと暮らしを見直して気分よく過ごすコツ』(ともに主婦と生活社)がある。
インスタグラム:@itakuranaoko
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板倉直子さんの女性らしく美しい服選びには全国にファンが多くいます。服選びの仕事をして30年以上。板倉さんがセレクトするアイテムの品質の高さや手が届く価格、スタイリングには、大きな信頼感があります。『別冊天然生活 大人の悩みにこたえるおしゃれ』では、大人の女性の悩みに寄り添い、その人に似合う服を選ぶアドバイスや、板倉さんのクローゼットや着こなしを掘り下げ、具体的に紹介。