上の写真の服:Tシャツ 14,300円/ヴェリテクール。ショルダー 13,200円/カユ(プレインピープル青山)。そのほか、スタイリスト私物
重宝する袖丈の長い涼感カットソー
二の腕が気になる。焼けたくない。安心感がほしい。など、理由はそれぞれあると思いますが、暑い夏であろうと腕を出したくないんです。
でも、真夏に袖丈の長いトップスを着ていると、「暑そうに見えているかも……」と心配になることも。
自分がよければそれでいいと言えてしまえばいいのですが、やはり人の目は気になるもの。
ドキドキしたりせず、心穏やかに夏の服を楽しみたいところです。
私自身も、夏も肘までの袖が欲しい派のひとり。
気温が上がると、どんどん体調がよくなる、暑さが苦手ではない私が重宝しているのは、カットソー素材のトップスです。
◆ビッグサイズのTシャツ
まずは、いまどき感あるおしゃれな雰囲気をつくりやすいビッグサイズのTシャツ。
涼しい薄手のものを選びたくなるところですが、大人の女性におすすめしたいのは、体のラインを拾わない、少し厚手でハリのあるタイプ。
ビッグサイズとはいえ、薄手の柔らかいカットソーは落ち感があり、望んでいないのに体のラインを拾いがち。
注意が必要です。
ビッグTを選ぶとき、ネックの開きは広すぎず狭すぎないものがおすすめ。
開きが広すぎるとだらしなく見えてしまったり、逆に、詰まりすぎているとメンズ感が強く出すぎて、大人の女性になじまなかったり。
試着をしながら、自分的ベストを探してください。
そして、背が低い私が好んで着ているのは、しっかり着丈もあるタイプ。
ぐるっと少しずつインをして、自分好みの着丈をつくれます。
プリントTを探すときは、メンズのショップやサイトをのぞいてみるのもおすすめです。
◆薄手のロングスリーブカットソー
そして、私が一番頼りにしているのが、ナチュラルにおしゃれ上級者感を出してくれる、薄手のロングスリーブカットソー。
薄手だと体のラインを拾ってしまうんじゃないの?? となりますが、このロンT、腕を出したくない人の夏のレイヤードスタイルに最適なんです。
キャミワンピと合わせたり、今年らしくベストを重ねたり。
フレンチスリーブやノースリーブのトップスに重ねられるのであれば、おしゃれ度からいっても、きっとそれがベストです。
でも、それはできない私たち。
だからといって、普通のTシャツやビッグTを合わせると、やんちゃさが強く出すぎてしまい、大人の女性としてのおしゃれな雰囲気をつくることが難しくなります。
でも、薄手のロングスリーブのカットソーであれば、しっとり大人の雰囲気をつくってくれます。
袖をくしゅくしゅっとたくしあげ、ラフに、涼しげに着こなします。
次回は、シューズの力を借りて、より夏らしいスタイルをつくっていきます。。
【問い合わせ先】
◆ ヴェリテクール|092-753-7559
http://online.veritecoeur.com/
◆ケイエムディーファーム|03-5458-1791
https://www.instagram.com/heriter_official/
◆プレインピープル青山|03-6419-0978
https://www.plainpeople.jp/
◆ロワズィール|03-6861-7658
https://store.bigi.co.jp/shop/loisir
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「おしゃれのABC」とは……
ちょっとしたコツで、ぐっとおしゃれに。
スタイリスト・植村美智子が、約25年の仕事を通して培ったコーディネートの経験とファッションの知識を生かし、季節ごとに陥りがちな、おしゃれの悩みを解決します。
「おしゃれのABC」とは……ちょっとしたコツで、ぐっとおしゃれに。スタイリスト・植村美智子が、約25年の仕事を通して培ったコーディネートの経験とファッションの知識を生かし、季節ごとに陥りがちな、おしゃれの悩みを解決します。
<スタイリング/植村美智子 撮影/林 紘輝>
植村 美智子(うえむら・みちこ)
大阪府吹田市出身。文化服装学院アパレルデザイン学科卒業。アシスタント経験後、1996年にスタイリストとして独立。雑誌、広告、タレントのスタイリングなどで幅広く活躍。2010年、ファッションコーディネートサービス「Liltin'(リルティン)」を立ち上げ、個人向けのコーディネートを開始する。ひとりひとりとじっくり向き合うことを大切にし、ファッションを楽しんでもらえることを目指したパーソナルスタイリングが人気を呼ぶ。著書に『洋服の選び方』(マイナビ出版)、電子書籍『「今の自分」に似合う服』(扶桑社)などがある。
Liltin' ファッションコーディネートサービス
https://liltin.com/
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