• お笑いコンビ、たんぽぽの白鳥久美子さんは、おばあちゃんっ子だったこともあり、「ばあちゃん仕事」に憧れ、愛してやみません。今日も、手を動かして、暮らしをつくる。白鳥さん流の「楽しい小さな暮らし」をご紹介します。2人目の子が安定期に入った白鳥さん、重い腰をあげて、梅シロップを仕込みます

    あらやだ! 美味しい! 梅酒も仕込んでおけばよかったなぁ

    重い腰をあげて、なんとか仕込んだ梅シロップが出来上がりました。

    画像1: あらやだ! 美味しい! 梅酒も仕込んでおけばよかったなぁ

    手を動かしてしまえば、あっという間に完了するのに、伸ばしに伸ばして放置していた青梅はちょっと痛みはじめていました。

    痛みはじめと言うのか、熟成がはじまったと言うのか、モノは言いよう。だから私はこうしました。「私は熟成まで待ってたのよね。どこぞやのシェフが腐りかけが1番美味しいって言ってたし。」屁理屈とポジティブは同じ場所にいると思います。

    以前、梅シロップを仕込んだ時はネットで色々検索しました。ヘタを取った後、あらかじめ冷凍しておくといいと知って実践してみたり。計量もしっかりして梅と氷砂糖の比率を間違えないようにしたり。

    ただ、今回は超絶テキトーに仕込みました。ガラス瓶に、梅、氷砂糖、梅、氷砂糖、最後に余っていたお酢を1カップ。できるもんならできてみやがれ! 梅にそんな檄を飛ばし、涼しい場所に放置していました。

    我が家の涼しい場所といえばリビングです。この猛暑で部屋の暗がりだろうが、どこもかしこも暑い。ですがリビングはクーラーが付いていて毎日涼しい。

    テキトーに仕込んだくせに、暑さで腐ってしまうのは嫌なので場所だけは気をつけました。それに毎日少しずつ変化が見られるのも面白くて、これは栽培キットに似てなかなか楽しかったです。

    さて、梅がシワシワになってきたので、いよいよ試飲してみようと思いました。以前はずっと梅を漬けたままにしていたら不味くなってしまったので、今回はちゃんと取り出して、シロップを別容器に入れて冷蔵庫へ。

    画像2: あらやだ! 美味しい! 梅酒も仕込んでおけばよかったなぁ

    私は自分でつくった食べものをイマイチ信用できないタチです。こんな私がつくるものが美味しいわけない。テキトーな女のテキトーにつくった食べもの、とっても怖い! と思うのです。

    だけど人様に出すのだとしたら、毒味は私が責任を持ってしなくては。

    そんな気持ちなら、つくらなければいいのにと思うのですが、なにかをつくりたい気持ちだけは一丁前なのです。

    梅シロップに氷を入れてお水で割って、恐る恐る飲みました。あらやだ! 美味しい! 梅の香りとエキスと程よい酸味が口いっぱいに広がって、この猛暑を乗り切るのにぴったりです。

    テキトーにつくってもこんなに美味しくなるなんて、ズボラな私にうってつけ。

    疑心暗鬼な夫にも同じものを出したら、「これは、うまい!」とお褒めの言葉をいただきました。

    それから勝手にソーダで割ったりして飲んでいるので、よほど気に入ってくれたみたいで嬉しい限りです。

    今回、梅酒は仕込まなかったのですがやっておけばよかったなぁと後悔しています。妊婦だから飲めないし。と思っていたのですが2年ぐらい漬け続けるという手があったと思ったのです。

    梅シロップがなくなったら、紫蘇ジュースをつくる予定。そちらもたぶんテキトーにつくりますが、夏の味覚で楽しみです。

    画像3: あらやだ! 美味しい! 梅酒も仕込んでおけばよかったなぁ


    画像4: あらやだ! 美味しい! 梅酒も仕込んでおけばよかったなぁ

    白鳥久美子(しらとり・くみこ)
    1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。



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