Q. きれいな色の服を着たいのですが、つい無彩色なコーディネートに落ち着いてしまいます。
お買い物に行く前のカウンセリングで、ご相談されることが多いお悩みです。
きれいな色への憧れはあっても、結局いつも無彩色のアイテムを購入してしまい、なんだかつまらない……とのこと。
ベーシックカラーでまとめるスタイルが悪いわけではありません。
問題なくおしゃれなスタイルもつくれます。
でも、それをつまらないと思うのであれば、きれいな色の投入にチャレンジするべきですよね。
A. まずはブルーから取り入れてみてください。
1歩目としておすすめしたい色は、ブルー。
暖色より、寒色の方が抵抗は少ないもの。
そして、ブルーは、デニムで見慣れていたり、ネイビーというブルー系のベーシックカラーがあったり、抵抗が少ないのです。
ブルーと言っても、たくさんの色味があります。
似合うことも大事ですが、好きな色かどうかもとても重要。
そのことを優先するため、まずは、顔との関係が出づらいボトムスから投入してみるのはどうでしょう?
ボトムスをベージュや黒のスカートからブルーにするだけで、いつものボーダートップスも、パッと華やかな印象になります。
きれい色に初チャレンジの方と、何点か試着をしていくと、単色より、柄物の方が抵抗ない、と感じる方が意外と多いんです。
少しずつ色が使われているので、色の主張がソフトに感じ抵抗が少ないのかもしれません。
合わせるアイテムを柄のベースの色に合わせ、同系色コーディネートをつくれば、コントラストも弱くなり、抵抗はより少なくなるはずです。
スモーキーなカラーの場合、ピアスやイヤリング、リングやブレスレットなど、アクセサリーで華やかさをプラスすると、よりおしゃれな印象をつくれます。
次回は、「白のスニーカー問題」にお答えします。
【問い合わせ先】
◆アデュー トリステス|03-6861-7658
◆コンジェ ペイエ アデュー トリステス|03-6861-7658
https://store.bigi.co.jp/shop/adieutristesse
◆ロワズィール|03-6861-7658
https://store.bigi.co.jp/shop/loisir
* * *
「おしゃれのABC」とは……
ちょっとしたコツで、ぐっとおしゃれに。
スタイリスト・植村美智子が、約25年の仕事を通して培ったコーディネートの経験とファッションの知識を生かし、季節ごとに陥りがちな、おしゃれの悩みを解決します。
* * *
<スタイリング/植村美智子 撮影/山川修一>
植村 美智子(うえむら・みちこ)
大阪府吹田市出身。文化服装学院アパレルデザイン学科卒業。アシスタント経験後、1996年にスタイリストとして独立。雑誌、広告、タレントのスタイリングなどで幅広く活躍。2010年、ファッションコーディネートサービス「Liltin'(リルティン)」を立ち上げ、個人向けのコーディネートを開始する。ひとりひとりとじっくり向き合うことを大切にし、ファッションを楽しんでもらえることを目指したパーソナルスタイリングが人気を呼ぶ。著書に『洋服の選び方』(マイナビ出版)、電子書籍『「今の自分」に似合う服』(扶桑社)などがある。
Liltin' ファッションコーディネートサービス
https://liltin.com/
※ ※ ※