• 整理収納アドバイザーMisaさんが、無理なく暮らしを楽しみながら「もしも」に備える防災アイデアをお届けします。今回は、自分の街の災害リスクを知るコツをご紹介。いつ起こるかわからない災害。「心配だけど、なかなか防災を始められない……」そんな方は、今の暮らしのなかでできることからはじめてみませんか。9月1日は、防災の日。8月30日から9月5日の防災週間に合わせ、過去に反響の大きかった防災関連の記事を再掲載いたします。
    (『天然生活web』初出2021年8月31日)

    何に備えたらいい? まずは自分の住む街に起こりうる災害を考えよう

    画像1: 何に備えたらいい? まずは自分の住む街に起こりうる災害を考えよう

    こんにちは。整理収納アドバイザーのMisaです。今回のテーマは、「自分の住む街を知ろう」です。

    私が防災に向き合うきっかけになったのは、震度6弱という大きな地震を経験して、災害がこわくなったからです。

    画像2: 何に備えたらいい? まずは自分の住む街に起こりうる災害を考えよう

    そのとき感じた不安を少しでも解消したくて「備えよう!」と思ったわけですが、市販の防災リュックを買うことだけでは安心できる気がしなくて、なぜか心がもやもや……。

    理由を考えてみたら「何に備えるのか」がよくわからないからだと気がつきました。

    何に備えるかわからなければ、何を備えたらいいかもよくわからない。

    対策をするためには、まずは敵を知らねば! ということで、今後、住んでいる街がどんな災害の可能性があってどんなリスクに備えるべきなのか、自分なりに調べることにしたのです。

    私が調べたのは以下のようなことでした。

    ・また大きな地震がくる可能性はある?
    →日本中どこにいても地震は起こりうる。減災できるよう対策しておこう。

    ・地震による津波や液状化の可能性は?
    →どちらも自分の住む地域ではリスクなし。

    ・住んでいる建物の安全性
    →耐震構造の鉄筋コンクリートのマンション。倒壊の可能性は低い。

    ・水害の可能性
    →リスクなし。

    画像3: 何に備えたらいい? まずは自分の住む街に起こりうる災害を考えよう

    こうして、はじめて自分の住んでいる地域のことをよく知ることになりました。

    本来ならば家を購入する時点でしっかりと調べておくべきことですよね。はずかしながら、当時は防災に対する意識が低く、土地の特性まで考えていませんでした。

    調べていくうちに、何に備えたらいいのか少しずつ見えてきたのです。

    画像4: 何に備えたらいい? まずは自分の住む街に起こりうる災害を考えよう

    「わが家の防災」を考えるうえで一番大切なことは「わが家」を知ることだと思います。

    家族のこと(人)、まわりの環境(土地)、家のこと(建物)。それらをよくわかっていると、本当に必要な対策が見つけやすくなります。

    たとえば、浸水や土砂災害のリスクがなく、耐震のしっかりしたマンションに住んでいる場合、緊急で避難する確率は低いといえます。

    ということは、防災リュックにいろんなものを詰め込むよりも、在宅避難を見越した備えを重点的に考えていく方がいいかもしれません。

    逆に、浸水の可能性がある地域に住んでいる場合は、防災備蓄を収納する場所を2階にしたり、完全防水のリュックを活用したりするなど、工夫できることがたくさんあります。

    「防災対策=防災リュックを買うこと」で終わらせてしまうのではなく、その一歩先を一緒に考えてみませんか。

    「地盤サポートマップ」や「重ねるハザードマップ」で住んでいる場所を検索してみよう

    画像1: 「地盤サポートマップ」や「重ねるハザードマップ」で住んでいる場所を検索してみよう

    ●地盤のこと

    どんな地盤の上に自分の家が建っているのか確認できます。地震のときの揺れやすさや液状化の可能性を知ることができます。

    ●土砂災害や洪水による浸水の可能性

    自宅周辺を確認し、大雨のときでも比較的安全な場所と、注意が必要な地域はどのあたりか知っておくことで判断の目安になります。家族全員で共有しておきたい情報です。

    ●指定避難所と、距離やルートの確認

    最寄りの避難所に加え、備蓄倉庫を設置しているなど防災機能に優れた避難所もチェックしておくのがおすすめ。

    災害時には応急救護所が開設される避難所もあらかじめ決まっているので、知っておくと安心です。地震・洪水・土砂災害では避難所が異なることがあるので注意してくださいね。

    みなさんのお住まいの地域はいかがでしたか?

    これから住まいを探される方は、土地の特性はかならずチェックしておきたいポイントになると思います。

    もうすでに住まれている方は、自分の家や地域の災害リスクを知っておくことで、前もって対策を考えることができます。

    どんな災害に対してどのように備えるか、具体的に考えるきっかけになればうれしいです。



    画像2: 「地盤サポートマップ」や「重ねるハザードマップ」で住んでいる場所を検索してみよう

    Misa(みさ)
    整理収納アドバイザー・地震ITSUMO講座認定講師。夫と9歳と7歳の息子との4人暮らし。大阪府北部地震をきっかけに、暮らしになじむ備えを考えはじめる。インテリアから防災まで、心地よく快適な暮らしの工夫をインスタグラムやyoutubeで紹介している。著書に『北欧テイストのシンプルすっきり暮らし~散らかっても10分で片づくアイデア~』(マイナビ出版)『おしゃれ防災アイデア帖』(山と渓谷社)がある。

    * * *

    ※「天然生活 ONLINE SHOP」では、いざというときに役立つ、2種類のソーラーライトをご用意しました。太陽光で繰り返し充電できるので、災害時はもちろん、キャンプやアウトドア、ふだんの暮らしにも。さまざまなシーンで活躍するアイテムです。

    画像1: 防災のはじまりは、自分の街を知ることから/Misaの暮らしのなかの防災|いざというときの防災ノウハウ

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    画像2: 防災のはじまりは、自分の街を知ることから/Misaの暮らしのなかの防災|いざというときの防災ノウハウ

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    画像3: 防災のはじまりは、自分の街を知ることから/Misaの暮らしのなかの防災|いざというときの防災ノウハウ



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