• 整理収納アドバイザーMisaさんが、無理なく暮らしを楽しみながら「もしも」に備える防災アイデアをお届けします。今回は、外出先での災害に備える「防災ポーチ」のお話。いつ起こるかわからない災害。「心配だけど、なかなか防災を始められない……」そんな方は、今の暮らしのなかでできることからはじめてみませんか。9月1日は、防災の日。8月30日から9月5日の防災週間に合わせ、過去に反響の大きかった防災関連の記事を再掲載いたします。
    (『天然生活web』初出2021年12月14日)

    バッグの中に最小限の「安心」を。軽くてコンパクトな防災ポーチ

    こんにちは。整理収納アドバイザーのMisa です。今回のテーマは、「外出先でのもしものための、防災ポーチ」です。

    私は、ずっと荷物は最小限にして出かけたいタイプでした。

    外出先でなにか足りずに困ることがあったとしても、たいていのものはコンビニやドラッグストアで購入できたりしますよね。だから、荷物はできるだけ少なく、軽くしておきたいと思っていたのです。

    ところが、大きな災害が発生したときには、スーパーやコンビニで簡単にものが買えないという経験をしたことで、意識が変わりました。

    もしものときに役立ちそうなものを、できるだけ軽くてコンパクトにして持ち歩いておきたいと思うようになりました。

    画像: 左のピンクのポーチが防災ポーチ、右は小物やコスメを入れているふだんのポーチです

    左のピンクのポーチが防災ポーチ、右は小物やコスメを入れているふだんのポーチです

    それは、ふだんのバッグの中に「安心を持ち歩く」ということ。

    自分が「これは使える」というものを詰め込んだ防災ポーチをつくって、少し遠出するときは必ず持ち歩くようになりました。

    そこで、今回は、私の防災ポーチの中身を紹介しながら、どんなことに使えるかというのもまとめてみました。

    防災ポーチを考えるときの参考にしてもらえたらうれしいです。

    防災ポーチ選びのポイント

    画像: 防災ポーチ選びのポイント

    ポーチは自分の好きな柄、サイズで準備しています。気分や季節によって変えてみたりしながら、中身の見直しも楽しんでいます。

    ポーチではなくジップロックや巾着など、なんでも大丈夫。自分が心地よく持てるものにするのがおすすめです。

    お住まいの地域によっては、水害などに遭っても安心な防水タイプのポーチを選ばれるのもいいと思います。

    防災ポーチの中身の紹介

    私が入れているものをリストアップしてみました。

    ・災害用トイレ(サニタクリーン)
    ・70リットルの黒いゴミ袋
    ・45リットルのゴミ袋
    ・取っ手付き袋(レジ袋)
    ・防臭袋
    ・カイロ(冬)
    ・緊急連絡先一覧表
    ・小銭(千円札、百円玉、十円玉)
    ・ミニライト
    ・生理用品

    画像: 右列)上から ゴミ袋&レジ袋、小銭 中央)上から 災害用トイレ、マスク、緊急連絡先一覧表 左列)上から カイロ、生理用品

    右列)上から ゴミ袋&レジ袋、小銭 中央)上から 災害用トイレ、マスク、緊急連絡先一覧表 左列)上から カイロ、生理用品

    災害用トイレは、在宅避難用にも備えているサニタクリーンを小さく折りたたんで持ち歩いています。

    70リットルの黒いゴミ袋は、サイズが大きいので、いろいろな目隠しに活用することができます(たとえばもしものときにトイレや着替えをしなくてはいけないときなど)。

    45リットルのゴミ袋は雨よけ、風よけや、荷物をひとまとめにするために使えます。ほかにも、敷物代わりにしたり、多用途に使えます。

    取っ手付きのレジ袋は、荷物を運ぶためにも使えます。

    画像1: 防災ポーチの中身の紹介

    緊急連絡先一覧表は、スマホを見られない状況になったときに役立ちます。

    私は写真用紙に印刷して、100円ショップのクリアカードケースにいれて持ち歩いています。ケースがあることで丈夫になるのと、防水対策にもなるのでおすすめです。

    画像2: 防災ポーチの中身の紹介

    小銭も持ち歩いておくと安心です。災害時は公衆電話を無料で使うことができますが、その際、10円玉が必要な公衆電話もあります。停電するとお釣りが出ないことも。

    特に、ふだん電子マネーやクレジットカード中心で生活されている方は、事前に準備しておくようにするのがおすすめです。

    画像3: 防災ポーチの中身の紹介

    小銭ケースにはミニライトをつけています。無印良品で購入しました。簡単なライトですが、暗い中で手元を照らすのに役立ちます。

    生理用品はもしものときのために入れています。けがをしたときの止血にも活用できるそう。

    画像4: 防災ポーチの中身の紹介

    絆創膏や常備薬、アルコールスプレーなどはふだんのポーチ(化粧ポーチ)に入れています。また、防災ポーチのほかにもモバイルバッテリーや少しの飲み物を一緒に持ち歩いています。

    画像5: 防災ポーチの中身の紹介

    ちなみにこちらの防災ポーチ、重さは397g。ペットボトル1本分よりは軽いといったところでしょうか。ご自身が毎日持ち歩いても負担にならない重さに調整してみてくださいね。

    ※ ※ ※

    防災ポーチはお家にあるものでかんたんにつくれます。

    もしものときの連絡先一覧表は、一枚つくっておけば、コピーして、自宅用、防災リュック用などあらゆる場所で備えておけますよ。

    よかったら、ぜひ試してみてくださいね。



    画像6: 防災ポーチの中身の紹介

    Misa(みさ)
    整理収納アドバイザー・地震ITSUMO講座認定講師。夫と9歳と7歳の息子との4人暮らし。大阪府北部地震をきっかけに、暮らしになじむ備えを考えはじめる。インテリアから防災まで、心地よく快適な暮らしの工夫をインスタグラムやyoutubeで紹介している。著書に『北欧テイストのシンプルすっきり暮らし~散らかっても10分で片づくアイデア~』(マイナビ出版)『おしゃれ防災アイデア帖』(山と渓谷社)がある。

    * * *

    ※「天然生活 ONLINE SHOP」では、いざというときに役立つ、2種類のソーラーライトをご用意しました。太陽光で繰り返し充電できるので、災害時はもちろん、キャンプやアウトドア、ふだんの暮らしにも。さまざまなシーンで活躍するアイテムです。

    画像1: バッグの中にいつも安心を。外出先での‟もしも”に備える「防災ポーチ」の中身/Misaの暮らしのなかの防災|いざというときの防災ノウハウ

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    画像2: バッグの中にいつも安心を。外出先での‟もしも”に備える「防災ポーチ」の中身/Misaの暮らしのなかの防災|いざというときの防災ノウハウ

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    画像3: バッグの中にいつも安心を。外出先での‟もしも”に備える「防災ポーチ」の中身/Misaの暮らしのなかの防災|いざというときの防災ノウハウ



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