• 手を動かすと自然と心が落ち着く、ということはありませんか? どんな小さなものでも、でき上がったときの喜びはひとしお。ささやかだけどうれしい、料理家・横山タカ子さんの手づくりをご紹介します。
    (『天然生活』2020年11月号掲載)

    環境負荷を減らす日常の小物づくり

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

    かねてから、時間さえあれば手を動かしたい縫いもの好き。けれどここ数年は日々あわただしく、ゆっくりと取り組むことができていませんでした。そこで今年は「このチャンスを生かさねば」とばかり、プラスチック削減にも役立つ小物づくりを楽しみました。

    まずはエコバッグ。小まめに洗って清潔を保てるようにと素材に選んだのはお気に入りの手ぬぐいです。縦横に組み合わせると3枚で大小ふたつの袋ができましたので、手持ちのバッグにしのばせ買い物の量によって使い分けています。

    画像: エコバッグに使った手ぬぐいは地元長野の企業からのもの。「あられ模様が素敵でしょう。1年1本のいただきものがこんなふうに役立ちました」。ほつれないよう、できるだけ耳を生かす組み合わせに

    エコバッグに使った手ぬぐいは地元長野の企業からのもの。「あられ模様が素敵でしょう。1年1本のいただきものがこんなふうに役立ちました」。ほつれないよう、できるだけ耳を生かす組み合わせに

    そして、天然生活2020年2月号にて紹介されていた「みつろうラップ」もアイデアがとても気に入ったので、孫たちとつくってみました。

    画像: みつろうラップはサイズ違いで15枚ほど作成。「キャンドルやワックスの残りも試しましたが、誌面のレシピどおりにつくるのがやっぱりいちばん。これで使い捨てのラップがだいぶ減らせそうです」

    みつろうラップはサイズ違いで15枚ほど作成。「キャンドルやワックスの残りも試しましたが、誌面のレシピどおりにつくるのがやっぱりいちばん。これで使い捨てのラップがだいぶ減らせそうです」

    少し残ったおかずの器にかぶせたり、ふたが使えなくなったびんにかけるもいいですね。異常気象など環境の変化を痛感するこのごろ、日々の暮らしからできることを、実践したいものです。

    画像: ふたが傷んでしまったびんにみつろうラップを。「手近な紐で縛ってみましたが、つるで巻いてもよさそうです。自然素材は使っていて心地よいし、絵になりますね」

    ふたが傷んでしまったびんにみつろうラップを。「手近な紐で縛ってみましたが、つるで巻いてもよさそうです。自然素材は使っていて心地よいし、絵になりますね」



    〈撮影/山浦剛典 取材・文/玉木美企子〉

    横山タカ子(よこやま・たかこ)
    料理家。長野市在住。長野の食文化を研究し、「適塩」の保存食や素材を生かしたレシピが好評。著書に『信州四季暮らし』(扶桑社)ほか。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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