毎日、新鮮な気持ちになれる“色違い”
今月は、アイテムの偏りを推奨していますが、私が一番推したいのは、色違いでそろえること。
まさに、大人のための、ファッションを楽しむ方法かもしれません。
背が低い私は理想のバランスで着ることができるアイテムが少なく、シルエットやサイズ感が好みのものを色違いで購入することが多くあります。
色違いでそろえることで、その好みのシルエットでいられる日が増えるのです。
気に入っている理由が肌触りであれば、着心地がよく、気持ちよくいられる日が多くなりますよね。
私が色違いで持っているアイテムで代表的なのが、このShinzoneのセンタープレスパンツ。
1年中、このパンツばかりはいています。
セミフレアなシルエットがO脚な足をスッキリ見せてくれて、センタープレスが入っているので、Tシャツなどカジュアルなアイテムを合わせても、キリッと大人のスタイルに仕上げてくれます。
そして、撮影などで、膝をついたりしても、膝が出ない素材も魅力です。
定番アイテムとして出ているこのパンツ。
最初に購入したのは、グレー。
同じシーズン中にアイボリーを購入し、その後、ブラック、カーキと1年に1本買い足していった感じでしょうか。
それぞれの色に、相性のよいベストなトップスがありますが、たとえば、このグリーンのニットのように、どの色のパンツにも素敵に合うものがあることも。
同じバランス、同じシルエットでも、ボトムスの色が違うと、印象は変わります。
その日の気分で選び、その度、新鮮な気持ちになれるのです。
自分の中でグレーとの合わせが流行るときもあれば、アイボリーとの合わせが流行るときもあります。
でも、どの色合わせが流行っても、流行りが変わるたびに新鮮な気持ちになり、気に入っているシルエット、バランスでいられるのです。
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「おしゃれのABC」とは……
ちょっとしたコツで、ぐっとおしゃれに。
スタイリスト・植村美智子が、約25年の仕事を通して培ったコーディネートの経験とファッションの知識を生かし、季節ごとに陥りがちな、おしゃれの悩みを解決します。
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<スタイリング/植村美智子 撮影/林 紘輝>
植村 美智子(うえむら・みちこ)
大阪府吹田市出身。文化服装学院アパレルデザイン学科卒業。アシスタント経験後、1996年にスタイリストとして独立。雑誌、広告、タレントのスタイリングなどで幅広く活躍。2010年、ファッションコーディネートサービス「Liltin'(リルティン)」を立ち上げ、個人向けのコーディネートを開始する。ひとりひとりとじっくり向き合うことを大切にし、ファッションを楽しんでもらえることを目指したパーソナルスタイリングが人気を呼ぶ。著書に『洋服の選び方』(マイナビ出版)、電子書籍『「今の自分」に似合う服』(扶桑社)などがある。
Liltin' ファッションコーディネートサービス
https://liltin.com/
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