11月に、60歳になりました
先日還暦を迎えました。
今年に入ってから『いよいよ還暦だなぁ』と意識して過ごしてきました。
2月、はじめて伊勢神宮を参拝し日頃の感謝と、この年齢まで大きな災いもなく穏やかに暮らせてこれた感謝の気持ちをお伝えして厄払いもしていただきました。
わたしは不思議と? 還暦を迎えることが楽しみでしかたなかったわ。
だって59歳よりキリのいい60歳ってなんかよくない?
もともと歳を取ることに嬉しさしかない人なんです。
還暦とはなんぞや? とあらためて調べてみると。
十干十二支が一巡して、生まれた時と同じ「暦」に「還る」ことから60歳を「還暦」というそうです。
生まれた年に戻るということから「第二の人生に生まれ変わる」という意味があると知り、ますますワクワク。
笑う門には福来たる
友人たちからも何度も還暦祝いをしてもらって、イベント先ではみなさんからたくさんのお祝いのメッセージとプレゼントもいただきました。赤いパンツとか。
いただいたメッセージには「かおりさんのように年を重ねたい」「かおりさんを見ていると年をとることが楽しみになりました」って。うれしいなー♡
わたしは若い頃、『こんな女性になりたいな』『こんな生き方すてき!』と憧れる人が正直いなかったの。
今では、自分より年上の方に出会う機会が年々減り(なんでだろ?)、わたしの周りはほぼ年下。
だからそう思っていただけることはプレッシャーでもあるけれど光栄でもあります。
これからもアンテナをピピッと張り巡らせて楽しみを見つけていきたいな。
この連載のタイトル『楽しみは見つけるもの』まさにこれです。
元気に楽しく笑って、甘えられるところはありがたく甘えて、もらった愛には愛の倍返しをして、スタートを切った第二の人生を笑顔で楽しみぬきたい。
ほんと『笑う門には福来たる』だよ! これは実証済み。
わたしは幼い頃からよく笑う子だったらしい。笑顔は両親からもらった財産ね。
両親にあらためて感謝。
60歳になったわたし、これからもよろしくお願いします。
還暦をBALIで迎えた旅の話はまたいつかの機会に……。
読んでくださってありがとー!
桜井かおり(さくらい・かおり)
文筆家。大手損害保険会社のOLを経て、東京・代官山「クリスマスカンパニー」にアルバイトとして勤務。その後、系列店のテディベア専門店「CUDDLYBROWN」で店長を務める。2001年3月、東京・松陰神社前で「カフェロッタ」をオープン。心のこもった接客に、全国からお客様が足を運び、お客様から相談やお手紙をもらうことも多かったそう。「カフェロッタ」は2021年9月末に建物老朽化のため、惜しまれつつ閉店。現在は、文筆業や、買い付けなどを行う。『カフェロッタのことと、わたしのこと』『愛してやまないカフェロッタのことと、わたしのこと』(ともに旭屋出版)に続く3冊目の著書『マダム・ロッタとパリ行かない?』(旭屋出版)が9月25日に発売されたばかり。
インスタグラム:@kaorilotta
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