トップスとのレイヤードが醍醐味のひとつ
おおわれている部分が多いロング丈のアウターは、中のコーディネートをあまり気にせず、羽織れてしまいます。
それに対し、おおわれる部分が少ない短い丈のアウターは、その日着ているアイテムとの相性が重要になってくるので、気を使う必要が出てきますよね。
でも、そのおおわれる部分が少ないからこそコーディネートを楽しめるんです。
短め丈アウターの醍醐味のひとつは、トップスとのレイヤード。
長めの丈のトップスの上に短い丈のアウターを羽織り、トップスを裾からのぞかせるレイヤードスタイルです。
◆ニットの裾のリブをのぞかせる
まず、おすすめしたいのは、ニットの裾のリブをのぞかせるレイヤード法。
着丈が長く、裾のリブの幅が広いタイプのニットを選びます。
アウターと同系色のニットを裾からのぞかせたスタイル。
なじみながらもレイヤードが効いている、おしゃれ上級者感あるコーディネートです。
◆シャツの裾を出す
もうひとつのおすすめは、シャツの裾をのぞかせるレイヤード法。
ニットやスウェットの下に着たシャツの裾を、アウターの裾からものぞかせます。
ネイビーのコートの裾から、白シャツをのぞかせた、しっかりコントラストのついたレイヤードスタイル。
清潔感ある白シャツをのぞかせることで、キリッと締まりのあるスタイルに。
次回は、短め丈のアウターとボトムスの関係を探っていきます。
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「おしゃれのABC」とは……
ちょっとしたコツで、ぐっとおしゃれに。
スタイリスト・植村美智子が、約25年の仕事を通して培ったコーディネートの経験とファッションの知識を生かし、季節ごとに陥りがちな、おしゃれの悩みを解決します。
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<スタイリング/植村美智子 撮影/山川修一>
植村 美智子(うえむら・みちこ)
大阪府吹田市出身。文化服装学院アパレルデザイン学科卒業。アシスタント経験後、1996年にスタイリストとして独立。雑誌、広告、タレントのスタイリングなどで幅広く活躍。2010年、ファッションコーディネートサービス「Liltin'(リルティン)」を立ち上げ、個人向けのコーディネートを開始する。ひとりひとりとじっくり向き合うことを大切にし、ファッションを楽しんでもらえることを目指したパーソナルスタイリングが人気を呼ぶ。著書に『洋服の選び方』(マイナビ出版)、電子書籍『「今の自分」に似合う服』(扶桑社)などがある。
Liltin' ファッションコーディネートサービス
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