• 中国の漢方がゆを基にした、胃腸にやさしいおかゆを帯津三敬病院の帯津良一先生に教えていただきました。好みや体調にあわせて、選んでみてください。今回は、基本のおかゆ「白がゆ」と「玄米がゆ」のつくり方を。
    (天然生活2022年1月号別冊付録)

    基本のおかゆ
    「白がゆ」のつくり方

    滋養にあふれ、胃腸の消化吸収機能を整える効果も。体力や免疫力が落ちた体を回復させます。

    画像: 基本のおかゆ 「白がゆ」のつくり方

    材料(2人分)

    ● 米約1/2合
    ● 水700mL

    つくり方

     米をとぎ、分量の水に30分つける。

     を水ごと鍋に入れ、ふたをして強火にかける。

     煮立ったら弱火にし、噴きこぼれないようにふたを少しずらして、40〜50分炊く。

    沸騰させた白がゆに溶いた卵を入れて混ぜれば、玉子がゆに。

    画像: つくり方

    【体によいポイント】
    主成分は糖質。摂取した際の血糖値の上昇はゆるやかで、胃腸を整える作用も。必要不可欠なエネルギーを、体に負担をかけずに補給できます。

    基本のおかゆ
    「玄米がゆ」のつくり方

    たっぷりの水で炊くだけなので、玄米ごはんよりずっと簡単。さらりとした食感で、玄米の栄養を丸ごと取り込めます。

    画像: 基本のおかゆ 「玄米がゆ」のつくり方

    材料(2人分)

    ● 玄米約1/2合
    ● 水700mL
    ● 好みで、ごま塩適宜

    つくり方

     玄米をさっと洗い、ひと晩、水につける。

     の水を捨てて軽く玄米を洗い、ざるにあげて水けをきる。

     圧力鍋にと分量の水を加え、ふたをして強火にかける。

     沸騰したら弱火にし、20分したら火を止め、15分そのままおいて蒸らす。

     でき上がったおかゆに、好みで、ごま塩をあしらう。

    【体によいポイント】
    白米にはなく玄米にある胚芽は、亜鉛などのミネラル、多様なビタミン類を含みます。食物繊維も豊富で、体にたまった老廃物を排出する機能も。



    <撮影/元家健吾 料理/安倍敏子>

    帯津良一(おびつ・りょういち)
    1936年、埼玉県生まれ。医学博士。東京大学医学部卒業後、都立駒込病院外科医長などを経て、82年、帯津三敬病院設立。人間を丸ごと捉えたホリスティックなアプローチの治療を実践。現在、帯津三敬病院名誉院長。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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