中国の漢方がゆを基にした、胃腸にやさしいおかゆを帯津三敬病院の帯津良一先生に教えていただきました。好みや体調に合わせて、選んでみてください。今回は、「クコがゆ」のつくり方を。
（天然生活2022年1月号別冊付録）
（天然生活2022年1月号別冊付録）
漢方がゆ
「クコがゆ」のつくり方
低下した腎臓の機能を回復させ、滋養強壮の効果が。クコのほんのりとした甘味が、おかゆをいっそうおいしくします。
材料（2人分）
| ● 米 | 約1/2合 |
| ● クコの実 | 10g |
| ● 塩 | 2g |
| ● 水 | 700mL |
つくり方
１ クコはひと晩、水につけておく。
２ 米をとぎ、分量の水に30分つける。
３ ２を水ごと鍋に入れ、水けをきった１を加えてふたをし、強火にかける。
４ 煮立ったら弱火にし、噴きこぼれないようにふたを少しずらして、30分ほど炊く。
５ 塩を加え、さらに15分炊く。
【体によいポイント】
栄養不良や老化などによる腎機能の低下を正常に戻す作用があり、滋養強壮にも効果が。動悸を起こしやすい人や視力が減退している人に。
＜撮影／元家健吾 料理／安倍敏子＞
帯津良一（おびつ・りょういち）
1936年、埼玉県生まれ。医学博士。東京大学医学部卒業後、都立駒込病院外科医長などを経て、82年、帯津三敬病院設立。人間を丸ごと捉えたホリスティックなアプローチの治療を実践。現在、帯津三敬病院名誉院長。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
