• “こだわる”というと、「気にしすぎる」「細かい」など、マイナスなイメージがあるかもしれません。でも、ファッションを楽しむ上では大切なことだと思っています。あえて“こだわる”ことで、ベターなおしゃれが生まれます。今回は、、服をハンガーにかけるときのかけ方にこだわります

    シャツの一番上のボタンだけでも留めるべし

    おしゃれを楽しむためのベースとして、整えておきたいのがクローゼット。

    好きな洋服を、きれいに収納してあげることで、気分よくおしゃれを楽しめます。

    そのためには、本来の姿できちんとハンガーにかけてあげることが必要です。

    お客さまのクローゼットを拝見し、気になることが多いのが、シャツ。

    実際はボタンを外して着るかもしれませんが、ハンガーにかけて収納しておくときは一番上まで留めておきたいのです。

    外してかけておくと、写真のように衿が開いて折れてしまいます。

    画像1: スタイリスト私物

    スタイリスト私物

    そこから変な癖がついてしまうことも。

    きちんと上までボタンを留めることで、衿の形もきれいに保たれます。
        

    画像: シャツの一番上のボタンだけでも留めるべし

    面倒臭いということであれば、逆に、下のほうのボタンは留めなくてもよいかもしれません。

    着くずすのは、一度きれいに着てから。

    変な癖のついていない、本来の姿のシャツをラフに着こなしたいところです。

    おすすめのパンツのかけ方&吊るし方

    そして、ちょっと違う視点になりますが、ハンガーにかけてあるアイテムを着用したとき、シワが気になるのがパンツです。

    たとえばデニムパンツ。

    何も考えず、普通にハンガーにかけるとこうなりますよね。

    画像2: スタイリスト私物

    スタイリスト私物

    でも、こうかけた場合、どうしてもサイドに、写真のような折り癖がつきやすくなってしまうんです。

    画像1: おすすめのパンツのかけ方&吊るし方

    サイドの縫い目に合わせて折りジワがついていると、横にハリが出て、本来のシルエットで着こなすことができません。

    おすすめしたいのは、センタープレスではないパンツも、センタープレス風にかけておく方法。

    サイドには縫い目があるので、折り目がつきやすくなっています。

    でも、後ろと前には縫い目がありません。

    センタープレスのパンツのようにかけておくと、折り目がつきにくく、ついてしまったとしても、スチーマーや、シワ取りスプレーなどで簡単に取ることができます。

    画像2: おすすめのパンツのかけ方&吊るし方
     

    来月もお楽しみに!

    * * *

    「おしゃれのABC」とは……

    ちょっとしたコツで、ぐっとおしゃれに。

    スタイリスト・植村美智子が、約25年の仕事を通して培ったコーディネートの経験とファッションの知識を生かし、季節ごとに陥りがちな、おしゃれの悩みを解決します。



    <スタイリング/植村美智子 撮影/山川修一>

    画像3: おすすめのパンツのかけ方&吊るし方

    植村 美智子(うえむら・みちこ)
    大阪府吹田市出身。文化服装学院アパレルデザイン学科卒業。アシスタント経験後、1996年にスタイリストとして独立。雑誌、広告、タレントのスタイリングなどで幅広く活躍。2010年、ファッションコーディネートサービス「Liltin'(リルティン)」を立ち上げ、個人向けのコーディネートを開始する。ひとりひとりとじっくり向き合うことを大切にし、ファッションを楽しんでもらえることを目指したパーソナルスタイリングが人気を呼ぶ。著書に『洋服の選び方』(マイナビ出版)、電子書籍『「今の自分」に似合う服』(扶桑社)などがある。

    https://uemuramichiko.com/

    Liltin' ファッションコーディネートサービス
    https://liltin.com/

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