「二十四節気」は太陽の運行をもとに一年を24等分したもので、それぞれの長さは約15日間です。意識することで、移りゆく季節をより感じられるようになります。今回は「立春」のご紹介です。
(『天然生活手帖2024』より)
(『天然生活手帖2024』より)
立春(りっしゅん) 2月4日〜2月18日
※日付は2024年のもので、その年によって多少前後する場合があります。
暦もひとめぐり、また立春がやってきました。
暦のお正月でもあります。
東から吹いてくる風に、春を感じられることもあるでしょう。
寒さはまだしばらく続きますが、時折暖かな空気を感じるときがあって、ハッとします。
日足も伸びて、草木の芽吹きも始まるころ。
散歩をしても、キョロキョロ見まわしてばかりです。
季節の風景 梅に鶯(うぐいす)
「春信」(しゅんしん)とは、春の知らせのことをいうそうです。
春になって花が咲き、鳥が歌う様子が思い浮かびます。
ウグイスの初鳴きもそろそろ?
季節の食べ物 カリフラワー
漢字で書くと「花椰菜」あるいは「花甘藍」。
明治初年に渡来したこの野菜も、いまでは食卓のレギュラーメンバー。
今日はスープに。
文・絵/平野恵理子
本記事は『天然生活手帖2023』(扶桑社)からの抜粋です
平野恵理子(ひらの・えりこ)
イラストレーター、エッセイスト。1961年、静岡県生まれ、神奈川・横浜育ち。山歩きや旅、暮らしについてのイラストとエッセイの作品、また暦に関する著作も多い。著書に『六十一歳、免許をとって山暮らし』『五十八歳、山の家で猫と暮らす』(ともに亜紀書房)、『草木愛しや 花の折々』(三月書房)、『にっぽんの歳時記ずかん』(幻冬舎)など。山梨・八ヶ岳南麓在住。
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