(『天然生活』2024年4月号掲載)
いよいよ完成した「間貫けのハコ」のモデルハウスへ
個性的でぬくもりのある木の家を数多く展開する「BESS」。
新しく発売されたのは、三角屋根とうろこ壁、そして大きな窓に面した広い縁側が特徴の「間貫けのハコ」です。
今回は、1月号で「間貫けのハコ」のコンセプトにおおいに共感してくれた柳沢小実さんが、完成したモデルハウスを実際に訪問することになりました。
「間貫けのハコ」の外観をひと目見て「わ~、かわいいですね~」と、すっかり気に入った様子の柳沢さん。
期待に胸を膨らませて玄関を開けると、そこには仕切りやドアのない空間がそれぞれの機能に合わせて使いやすく配置されています。
「私は最初に生活動線や収納に目がいくのですが、『間貫けのハコ』はどこからでも自由に行き来ができて、空間の広がりも感じられるのがすごくいいですね。お風呂やトイレ、洗面所など水回りが1カ所に固まっているので、家事もしやすいし、暮らしやすいだろうなと思います」
リビングの大きな窓の向こうには広々とした縁側があり、外と家の中をつなぐ存在に。
「小さいころに住んでいた家には縁側風の廊下があって、そこでポカポカした日差しを浴びながら過ごすのが大好きでした。この縁側でもそんなふうにゴロゴロ気持ちよく過ごせそうですね。外に向けて開いている場所なので、ご近所とも気楽に行き来できる場になりそうだなと思いました」
室内に戻って、キッチンをチェックしていた柳沢さんは、キッチンからもリビング越しの窓の向こうに外が見えるのに気づき、「家事をしていても目線を上げると外が見えるので、気持ちがいいですね」といいます。
リビングにある吹き抜けの階段と三角屋根の天井の高さは、空間を上下にも広げてくれて、開放感がたっぷり。
それぞれの階から別の階の様子がうかがえるので、家族が別々の場所にいても気配を感じながら過ごせます。
「ゆるやかなつながりと空間の広がりがバランスよく両立していますよね。家族のスタイルに合わせて自由に間取りも変化させられそうで、こんな家で暮らしてみたいですね」
家中がひとつの空間になる三角天井の家。家族がゆるくつながる居心地のよさ
アルマジロをイメージしたうろこ壁
窓から外を見わたせるキッチン&リビングスペースは開放感たっぷり
ドアや仕切りがなく回遊できる水まわり
アレンジ自由なスペースとオープンな階段
どの部屋からでもアクセスできる収納スペース
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柳沢小実(やなぎさわ・このみ)
エッセイスト。日本大学芸術学部写真学科卒業。収納好きが高じて、整理収納アドバイザー1級取得。暮らしや旅にまつわる著書は30冊以上にも及び、雑誌などでの連載も多数。ほかにもフェリシモで商品開発なども手がける。近著は『わたしのごほうび時間 大人のゆったり旅』(大和書房)。
インスタグラム:@tokyo_taipei
BESSの木の家「間貫(まぬ)けのハコ」
BESSの新商品「間貫けのハコ」は、マとヌケが人と人の心をつなぎ、潤す“縁側みたいな家”。アルマジロをデザインモチーフにした個性的な印象の外観に、室内は国産杉に囲まれたおおらかな空間。今回紹介した「まの7」のほかに、サイズ違いの「まの6」「まの8」も登場した。
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全国に約33カ所あるBESSの単独展示場「LOGWAY」では、BESSが提案する木の家の暮らしをゆったり体験していただけます。予約不要でどなたでも気軽に来られ、自由に体験できます。寒い季節は、薪ストーブの炎を眺めながらくつろぐのがおすすめです。
(問)BESS
TEL.03-3462-7000
https://www.bess.jp/
提供/BESS
〈撮影/飯貝拓司 取材・文/工藤千秋〉
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです