親戚がたくさん集まって、とにかく賑やか。夫の実家、佐賀で息子のお食い初め
夫の実家がある佐賀県に行ってきました。
結婚の挨拶に行ったのが2018年。コロナ禍で結婚式を中止にしたのが2019年。娘が産まれたのが2021年。
バタバタしていたら昨年息子も産まれて。行きたい行きたいと言いながら、約5年ぶりの佐賀になりました。
![画像1: 親戚がたくさん集まって、とにかく賑やか。夫の実家、佐賀で息子のお食い初め](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2024/02/29/7a3ec98df2edd0e2a1b0fc69e1baef751df53de1.jpg)
初めての子連れの飛行機で、どうなるかとハラハラしていましたが、娘は乗りものが好きなので、飛行機を見てキャッキャはしゃぎながら上機嫌。
赤ちゃんは耳抜きができなくて泣くと聞いていたので、息子には離陸すると同時にミルクを飲ませて対策を。
ぐったりしている親を除いては、全て順調なフライトでひとまずホッとしました。
![画像2: 親戚がたくさん集まって、とにかく賑やか。夫の実家、佐賀で息子のお食い初め](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2024/02/29/79f112ad470f42da8a515fd57273ef33a88f7f21.jpg)
佐賀はとっても暖かく、つくしなんかも生えていてすっかり春模様でした。
お義母さんがつくしの佃煮をつくっていてくれました。ほんのり苦くて美味しくて、「つくしの袴を取るのが大変だ。手が真っ黒になっちゃうんだ。」うちのばあちゃんが言っていたのを思い出しました。
食べるのはいつも一瞬ですが、そこに至るまで色々と手を尽くしてくれたんだなぁと思うと、ありがたいかぎりです。
息子は生後100日を過ぎてはいたのですが、せっかく親戚のみなさんにもお会いするし、「お食い初め」をやったらどうだろう? と夫と話していました。
つくるのは大変な手間なので、インターネットでお食い初めセットを注文しようと思っていたのですが、なんとお義母さんが、手づくりで用意してくれると聞いて頭の下がる思いでした。
![画像3: 親戚がたくさん集まって、とにかく賑やか。夫の実家、佐賀で息子のお食い初め](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2024/02/29/8de9be6b00bc2ee734ca434b0a077ad8be4ec6c8.jpg)
夫の兄妹、姪っ子、叔母さん、いとこ、たくさん集まっていただき、夫も「こんなに親戚がいたんだ。」と改めて驚いていました。
インターネットでお食い初めのやり方を検索しては、ワイワイ。年長者から始めるということで、「誰が一番年上なんだ? やだ私じゃないわよ!」とワイワイ。
鯛をお箸でツンツンして、息子のお口にまたツンツン。それを見てワイワイ。年長者は立ち上がるの大変だから、息子をお神輿のように一人一人の所へ連れてって、ワイワイ。「次はどこだ? 次は誰だ?」とワイワイ。とにかく賑やかでした。
「これは何の儀式だ? 何の意味があるんだ?」と、若い頃なら思ったはずです。
でも今思うのは、こういう儀式や行事があるから、親戚のみんなに会えるわけで、なんか分からないことをやっているけど、なんか分からないからこそ楽しいわけで。
会えて、楽しいなら、それで十分じゃないかと思います。意味は、掘り下げたらそりゃもちろん出てくるんでしょうけれど、あの空間に充満していた面白味のある空気こそ、大事なんじゃないかなぁ。なんて思いました。
佐賀でたくさん遊んでもらった娘は初めて「じゃがりこ」の味を覚えました。
今のところ、あれは佐賀にしか売っていないと思っている娘です。
![画像4: 親戚がたくさん集まって、とにかく賑やか。夫の実家、佐賀で息子のお食い初め](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2024/02/29/f348522af02889121d6f9a3cb5ee9660942a135e.jpg)
白鳥久美子(しらとり・くみこ)
1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。